診断の活用
全社一体体制のものづくり改善マネジメント
-ものづくりグローバル標準マネジメントシステムの構築-
第4章 全社一体体制マネジメント成熟度の診断
3)診断の活用
すべての項目について、マネジメント成熟度が高く、際立った特徴を有する優れた企業を望ましいレベルとしているため、ありたい姿としての全社一体体制のマネジメントはハードルが高くなっている。
診断結果については、自社のいまの状態を知るといった使い方もちろん、他社との比較、自社内での比較などが可能であり、いろいろな視点で眺めて、競争力強化のため関連するすべての関係者が実態を把握し、今後の手立てを考え
る際の指針として活用していただくことが可能である(図表4-3)。
いろいろな視点とは、
・経年比較
・他の事業部や他部門、海外拠点との比較
・目指している他企業との比較
・マネジメント階層別、診断比較
などであり、目指しているところとのギャップを関係者で共通認識しておくことが重要である。