診断の結果
全社一体体制のものづくり改善マネジメント
-ものづくりグローバル標準マネジメントシステムの構築-
第4章 全社一体体制マネジメント成熟度の診断
2)診断の結果
(1)診断結果
診断結果から得られる情報は、まず、全体バランスの確認とどこが秀でているか……という点である。また、優れたマネジメントを実践している企業をベンチマーク指標として考えて、その差を認識することで、自社にとっての取り組みの有効性を再確認することが可能である。
「考えていた以上に強みが少ない」など、結果によっては自社のマネジメントの強味の見直しが必要になるかもしれない。
(2)診断項目の狙い、内容
診断は、全社一体体制そのものへの取組みと、
・企業活動の結果
・マネジメントの仕組みと運用
・人の活性化
の3つのカテゴリーに大別されている(図表4-2)。
この3つのカテゴリーのそれぞれについて、診断の視点別に区分しており、都合13の診断区分を設けている。
それぞれの診断区分ごとに、どのような状態であるか、客観的な眼で、定性的判断で診断することが可能である。