事業特性、部門特性に応じたアプリケーションマネジメント手法
全社一体体制のものづくり改善マネジメント
-ものづくりグローバル標準マネジメントシステムの構築-
第3章 全社一体型マネジメントシステムを支えるマネジメント技術
8)事業特性、部門特性に応じたアプリケーションマネジメント手法
これは主として、4)項の8分類の「④事業特性、部門特性に応じたアプリケーションマネジメント手法」に関する手法である。
コストダウンの徹底推進、キャッシュフローの削減……などの固有の課題を解決する手法をアプリケーションマネジメント手法と定義する。
主に企業における成功事例を普遍化したものや、コンサルティング会社のプログラムとして体系化されたものである。生産部門での代表的なアプリケーションプログラムを体系化した例として、
①コストダウン活動(図表3-5)
②品質向上活動(図表3-6)
③納期短縮・在庫削減活動(図表3-7)
を紹介しよう。
このような手法を活用する時のポイントは、事業の特性、部門の特性、推進力の強さなど事業所のおかれた状況によって、有効な手法であったり、理想が高過ぎて現実とのギャップが生じて使いこなせないなどの問題が生じやすいので、適合性の見極めが必要なところである。