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マネジメント手法の適用ポイント

全社一体体制のものづくり改善マネジメント
-ものづくりグローバル標準マネジメントシステムの構築-
第3章 全社一体型マネジメントシステムを支えるマネジメント技術

2)マネジメント手法の適用ポイント

(1)大切なマネジメント手法との親和性
 本マネジメントシステムは、全社を巻き込んで社員全員に目標が展開され、全員参画で事業革新を推進する。あるいは全員が参画できる体質強化策を目指す活動である。
 グローバル化の進んだ今日、地域、国、文化の違いを超えてさまざまな手法が開発され、展開されている。導入するに際して、そうしたマネジメント方式と自社の親和性を整理しておく必要性がある。
 人が行動し、仲間や部下と改善・革新を展開する慣習は、国・地域によって大きく異なる。企業にとって、自社で適用するに際して、現地の文化を尊重しながら、その地域のマネジメントにどのように適合させていくかを考慮するのは重要なポイントである。この点は、次項「3)全社一体型マネジメントシステムとマネジメント方式の関係」で述べる。

 次の検討ポイントは、各種マネジメント手法の適用の方法である。世の中で使われている各種マネジメント手法をうまく適用するという考えに立つ以上、マネジメント手法の適用は活動を成功させる重要なポイントになる。
 マネジメント手法導入の方針を設定するにあたって押さえておくべきポイントがある。それは、マネジメント手法として手順化、ツール化されてはいない考え方や手法も大いに参考にすべきだということである。
 マーケテイング論、製品設計論、生産システム論、マネジメント論をはじめ、時代、地域、産業特性、技術水準、問題解決能力、社員の活性化、過去の成功体験など……研究発表は百花繚乱のごとくであり、リファレンス等で入手できる情報は豊富にある。そうした中から、特性に応じた改善・革新の考え方や思想などは、大いに参考にすべきところである。

(2)マネジメント手法の8分類
 各種マネジメント手法の特性をベースに分類してみると、次のように8つに分けられる。
①事業戦略・方針設定をまとめるマネジメント手法
②部門目標達成のためのマネジメント手法
③問題解決の手順・考え方を整理した手法
④事業特性、部門特性に応じたアプリケーション、マネジメント手法
⑤切り口を革新のきっかけにして改善・革新活動を導く手法(IEやQC、TPS、TPM、シックスシグマ、TOCなどに代表され、主に、製造部門ヘの適用手法や、VE、VR、生産設計法、コンカレントエンジニアリグ、原価企画など開発部門に適用する手法等)
⑥小集団活動のような職場活動を活性化させる手法(改善活動活性化)、設計部門やIT開発部門など知的作業の職場活性化などの手法、人の積極的行動・自律を促す手法(モチベーション手法)
⑦より創造的な問題解決に行うための思考法の習得(Thinking Method)
⑧自律化を促すモチベーション手法
 全社一体型マネジメントの取組みのステージごとに、どのように各種マネジメント手法を適用したらよいのかを、「4)推奨するマネジメント手法」で整理してみる。
 また、トップの想いを実現するマネジメントシステムといっても、取組みの手段は違ってくるから、 トップの問題意識によって取り組むアプローチはさまざまである。
その意味で、
・どのようなマネジメント手法を
・どのように活用するか
は、活動の成否を握る重要なポイントである。


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