実行計画策定と実施段階でのポイント

全社一体体制のものづくり改善マネジメント
-ものづくりグローバル標準マネジメントシステムの構築-
第2章 全社一体体制のマネジメント

3)実行計画策定と実施段階でのポイント

(1)実行計画策定のポイント
 目標を展開していくなかで改善テーマが設定されるが、改善が確実に実施され、期待した成果が出るようにするためには、しっかりした実行計画書づくりが不可欠である。
 この実行計画書づくりのポイントは、確実に成果が出せるまで方策が練られていることである。これは異論のはさむ余地がないくらい当たり前のことだが、
実際には、事前に完成度の高い内容まで検討されていることは非常に少ない。
施策については、
・幅広く検討する習慣を持つこと
・対策のヌケ、モレを防止する仕組み(チェックリストなど)を構築すること
・投資対効果まで精査されており、実行すれば確実に成果に結びつくこと
……この3つが必須条件である。
そのためには、
・最新の改革・革新技術や施策に関して常に情報収集を行い
・自社に適したソリューションを研究すること
・ほとんどの従業員が問題解決法を駆使でき
・かつ活用局面において機能展開や仮説検証法、構造化思考法が駆使され
・実施展開ストーリーを作ることができる
と言った体質を構築することが必要となる。

(2)実施段階でのポイント
 こうした仕組みが準備されて、いよいよ改善を進めてゆくステップに入るが、テーマによってはさまざまな条件から解決するのに困難なテーマもある。たとえば、どんな設備でもメンテナンスなしで24時間連続稼働を続けることは難しいし、コストをゼロにすることも難しい。
 問題解決の難しさに2つの方向があり、

①問題の原因を究明することが難しい
②原因は分かっているが解決策を実施するのが難しい
という2つである。
①のケースは、方法を見つけてとにかく原因を究明することが条件になるが、
②のケースでは、100%の解決を目指すか、それが難しければある程度のレベルを想定して、たとえば95%の解決を目指すなど、どこまでの範囲を許容するかを検討することになる。
施策についてはこの難易度と実現可能なレベルを見極めることも重要である。
その際、以下の4つの視点で考えると良い。

①技術上の制約
②投資/効果の制約
③業務環境の制約
④方針の制約
である。
また改善テーマを推進する上では、
・実績収集サイクル(リアルタイム集計と月次集計)を明確に設定する
・高さと面積の管理を明確に行う。
・改善実績と財務がしっかりと関連づけられている
・改善効果の予測シミュレーションが確立している
・必要に応じた部門問連携が粛々と行われている
などがポイントである。


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