確実かつ徹底したPDCAと見える化

全社一体体制のものづくり改善マネジメント
-ものづくりグローバル標準マネジメントシステムの構築-
第1章 全社一体体制での改善活動の目指す姿

 4)確実かつ徹底したPDCAと見える化

 PDCAをしっかりと回すことの重要性は、ほとんどの人が理解している。しかし、企業の実態を見ると、本当の意味でPDCAを回していることは非常に少ない。
 一番の弱点は、C(チェック)とA(アクション)である。
 月次の進捗会議などで最も多いのは、進捗の報告と簡単な質疑で終わってしまい、Cの本質である、
・計画と実績の対比
・→ 計画より遅れた場合の要因把握
・→ 回復のための対策内容の確定(誰が、いつまでに何をすべきか)に関する検討や議論が行われていないことである。
こういった実態なので、Aも当然のことながら、テーマの担当者にお任せ状態となり、結局のところ目標未達に陥ることが多い。
 
 短時間にCを行うため、報告のポイントを明確にし、事前に要因の把握を行って報告すること、またAの内容についてもいくつかの案(代替案)を準備しておくことが重要である。
こうすることで、単なる報告会ではなく、計画を進めるための実りある議論の場にすることができる。
 また前月決定したアクション内容についても、しっかりとフォローしなければならない。会議の場で出た内容や結論をその場限りにせず、結果が出るまで議題から外してはならない。こういった基本姿勢を貫かなければ、真にPDCAを回したとは言えないのである。
 
 また「見える化」についても、しっかりと見える化の意味を理解しなければ、単にグラフ化したとか、進捗状況を掲示しただけで終わってしまい、従業員に変化は起きない。
 見える化する意味は、「見た人が、何とかしなければと思い、自主的に行動に移す」ことを意味している。見た人が「ドキッとする」ような見せ方を工夫することも必要なのだ。
 また見える化のもう1つの利点は、全従業員が目標方針展開の全体を鳥敵できるようにすることである。

具体的には、
・いま自分が取り組んでいるテーマの位置づけを再確認する
・進捗状況を確認する
・計画目標と成果・結果の対比を確認する
・他テーマとの関連で新たに取り入れる課題を検討する
・フレキシブルな部門間連携を検討する
……等々を行うことである。

 見える化の本質は、「見た人が自ら行動に移す」ということを理解して、見せ方を工夫し、改善活動が空回りしないように、細心の注意を払うことがカギとなる。


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