日野自動車 特任顧問 蛇川忠暉氏インタビュー|講演を終えて印象に残っていることとは?
2015ものづくり総合大会のオープニングセッション講演者 日野自動車 特任顧問 蛇川忠暉氏にお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
講演を終えて印象に残っていることとは?

日野自動車 蛇川忠暉氏
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2015ものづくり総合大会の講演を終えてのご感想をお聞かせください。
蛇川
みなさん真面目によく聞いてくれているという印象を持ちました。
メモを取ってくれている方も多くいたと思います。
皆さんが真剣に聞いてくれたなという印象を強く持ちました。
逆に私が講演の印象を聞きたい所です。
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Industrie4.0やICTを中心に参加者の感心の高いところをお話いただいて本当にありがとうございました。
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蛇川さんにとって、Industrie4.0とは個人的にはどのようなものでしょうか。
蛇川
正直最初に聞いた時は、あまり関心を持ちませんでした。
その後いろいろインターネット等で情報を入手すると全容が徐々にわかってきたのです。
初めに聞いたときはドイツ国内産業を越えて、ものづくりを全部規格化するというようなイメージで報告がありました。
そこには全く興味を持ちませんでしたが、実は違うのですよね。
規格も一部ありますが、標準、例えば取引などを全部共通にしていく思想ですよね。
それは現実的にありうる話なのです。
企業間の取引を指定の様式とプロセスでやっていく決まり事を全部共通化することで、基本的には制限無くどこの会社でも容易にアクセスできるようになります。
そうなれば、非常に競争力を持ってきますよね。
最終的な調達先などは入札などで決定するのだと思いますが、入札時に指定様式やプロセスがある程度標準化されてないとややこしくなってきます。
ドイツが国を挙げて実施していますし、ある程度成果をあげるのではないかと思います。
個人的にも取引などについては標準化が進んでもいいと思います。
ただしブロック経済になる恐れはあると思います。
ドイツからしかものを買わないような状態です。
ただもっとIndustrie4.0に関しては情報が必要ですね。
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本日はありがとうございました。
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