QCDを維持するための業務改善

(4)[生産管理]QCDを維持するための業務改善

①進度管理は予防活動

 生産統制部門が行うのは、進度管理、余力管理、現品管理、資料管理のほかに、自らの業務をブラッシュアップし、進度管理のレベルをさらに一段高いものへと改革をしていく改善活動も重要なポイントです(図表4-9)。
 最終的には納期に遅れないための進捗管理を行いますが、
・計画から遅れたものを取り戻すのではなく、生産の遅れリスクを察知して遅れないように予防する
・リードタイムの短縮化などさらに効率的な進度管理ができるシステムへと改革するこそが、本来の生産管理部門の役割と理解するべきでしょう。

②遅れを予防する

 進度管理の基本は、遅れを出さないための予防で、そのポイントは、

1)変化点を明確に把握して、管理すること

 変化とは、急な計画変更や人的な交代・配置の異動、設計の変更、ベンダーの変更などの変化点をいい、こうした際に異常が発生しやすく、遅れの原因になります。

2)見える化で変化の予兆を知る

 品質管理では管理図を作成して工程の傾向をチェックし、不良発生を予防します。同じように、設備の不具合、資材の納期遅れ・欠品など、情報をしっかり把握・分析して見える化することで、変化の予兆を発見します。

3)進度管理のPDCA
 こうした進度管理でも万一遅れが発生した際には、遅れが発生した際には、その原因を究明し、再発を予防するためにPDCA を回します。
遅れの有無をチェックするためには、生産計画との差異、基準日程などが使われ、具体的にはカムアップ方式や、生産流動数曲線などが利用されています。
 しかし進度管理を正しく行い、リードタイムを短縮化するためには、納期が遅れるかどうかだけでなく、納期は遵守してもどのくらい計画から遅れたのかを把握することが重要で、全体の生産リードタイムを比較するための指標として、コストで評価するという方法も可能です。
 QCD の項でご紹介した1 個あたりの原価は、時間軸の係数が加味されていませんが、これに時間経過t を加えて、
 1 個当たりの原価(t)=C(1+t)
 t : 資材受入から納品までの時間
とすることで、資材の購入から出荷までのリードタイムを時間係数として
原価に参入することが可能になります。


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