自在な生産で納期を守る

③納期(D : Delivery): 自在な生産で納期を守る

1) D で管理するのは、納期だけではない

一般に、QCD のD は「納期」と説明されています。
納期とは、文字通り納品する期日・日時を指し、QCD の3 つの中では、生産管理部門が直接管理するべき要素でもあります。
納期は決められた納品指定の期日を言いますが、納品日に間に合わせるという時点の管理だけがD の管理ポイントではありません。
 顧客や消費者にとっての理想が、ほしいものが、ほしい時に、ほしい数量だけ手に入ることであるとするならば、納品する立場からは、リードタイム= ゼロ、つまり即納を目指すことが求められます。
いいかえれば、出来るだけ短時間で納品できるシステムを目指すことが事業のチャンスを拡
大することにつながり、同時に自社の経営効率を向上させることになります。

2) D=数量+ 納期

JIS Z 8141 では、生産管理の用語を定義していますが、生産管理を「生産管理 財・サービスの生産に関する管理活動。」と定義し、備考で次のように説明しています。

1. 具体的には、所定の品質 Q (quality) ・原価 C (cost) ・数量及び納期D( delivery、 due date) で生産するため、又は Q・C・Dに  関する最適化を図るため、人、物、金、情報を駆使して、需要予測、生産計画、生産実施、生産統制を行う手続き及びその活動。

2. 狭義には、生産工程における生産統制を意味し、工程管理ともいう。

分かりにくいので、書きなおしてみると、
「所定の品質 Q・原価C・数量及び納期 D で生産するため…」。
D は納期の説明と思われますが、生産管理の視点で考えると、「数量及び納期」をまとめてD として考える方が自然です。
つまり、納期には、納品する数量が条件になっているので、「D= ある数量を納品する」と考えることが必要だということです。

3) D で生産のフレキシビリティを管理する

 消費者の多様化に合わせて、多品種の生産を求められる現在では、オーダーの量も品種構成も大きく変化しています。
工場での生産量も、1 個流しから量産まで多様で、数量を揃えて納品することが、納期の前提です。
 一般に「D= 納期」と称されていますが、ここで管理するのは、「生産量」と「納期」の2 つが不可分になっているということです。工場の管理指標として、QCD に加えて生産のフレキシビリティとしてF を加える考え方がありますが、生産のフレキシビリティこそ、D のもつ核になるポイントと理解した方が、自然であるように思います。


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