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生産管理は時代とともに

(2)生産管理は時代とともに

①手づくり一品生産

 つくり方の変化に合わせて、生産管理の方式も変化してきています。
 当初は個人用に、家族のために、生活や農耕や狩猟、生産のための道具を つくりました。
この段階では基本的に一品生産です。

②ロット生産

 やがて、社会(集落)ができると、その中で役割の分化が始まり、つくる ことを専門とする職人が誕生します。 生産数が増え、種類も増えて1個ずつ の生産から、ロット単位の生産が始められていきます。

③分業と動力源の利用で生産性を高める

 ものづくりの歴史の中で、生産性を高めたのが1700年代から始った産業 革命でした。
作業を分業化し、専用設備をつくり、石炭を動力とする蒸気機 関を利用して動かすことで、生産性を飛躍的に高めることに成功しました。

④部品の標準化と流れ生産

 この方式をさらに一歩進めたのがフォードです。
生産モデルをT型車に集 約し、製造工程を48に分割して、専用設備を利用し、ゲージを利用するこ とで、すり合わせ作業を不要にし、流れ作業の大量生産を実現しました。
 その結果、1台の自動車を作る時間は13時間から1時間30分に短縮、T型 車は安価な価格で消費者の支持を得て、以後20年間に1500万台が生産され ました。フォードが構築した、分業・標準化・互換性の確立による、流れ作 業の大量生産方式は、以後の生産管理の基本になりました。

⑤消費者の多様化で多品種生産

 こうして、人気となったT型車でしたが、同じ車に消費者は飽き足らなく なってきます。
自動車をもつことがステータスだった時代から、一歩進んで、独自の自動車という一段上のステータスを求め始めたのです。
こうした需要 の変化をいち早くとらえて、大衆車から高級車まで多くのラインアップをそ ろえて市場に出す会社が出てきて、次第にシェアを伸ばしていきます。

⑥多品種短納期生産

 現在は、市場のグローバル化が進み、国境を越えて消費者の選択肢が広が り、いっそうの多様化が進んでいます。
現代の特徴は、多様化に加えて、製 品のライフサイクルが短期化し、開発、生産の短期化が求められているとこ ろにあります。
そのために、在庫を保有することがリスクになり、サプライ チェーンを含めて極力在庫を保有しないこと、そして短納期化が不可欠にな っています。
 消費者が求める多様な商品を、在庫を保有せずに短納期で生産することが 求められるようになり、多品種を効率的に生産するジャスト・イン・タイム 生産方式が登場しています。


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