生産セッションコーディネータインタビューその9|コンプライアンスを徹底化することでの変化とは?
2015ものづくり総合大会の生産セッションコーディネータ 日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの石田秀夫氏にお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁がインタビューします。(以下敬称略)

石田
富士ゼロックスさんの講演で特徴的だったのは、コンプライアンスです。
コンプライアンスを徹底していたという内容です。
コンプライアンス違反の人がいたら、通報するシステムを作って、皆が正しいことをやるというマネジメントにした。
コンプライアンス違反の人は徹底的に処罰するとおっしゃっていました。
そこにいい加減さや甘さがあると、組織が締まらない。
その意思決定と運用は、凄いことだと思います。
コンプライアンスに注力すると、皆が正しく、会社の仕事をする習慣が根付きたとおっしゃっていました。
また、コンプライアンスを徹底した取組みで、講演者の岡地さんは、深センの名誉市民になったとお聞きしています。
成富
凄いですね。
石田
富士ゼロックスさんの教育の話にうつりますが、教育においては、「その会社に入って自分にメリットがあった」と思わせるのが大事だと思います。
富士ゼロックス深センさんの教育カリキュラムには、業務上のスキル以外にも、例えば、お金の貯め方、恋愛の仕方、親の面倒の見方なども教育に入っているとお聞きしました。
ですので、「この会社はいろんなことを教えてくれる」と、帰属するメリットを働いている方々が感じるのです。
業務以外の教育を実施する事で離職率が、下がったという話もされていました。
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