生産セッションコーディネータインタビューその8|意志決定のプロセスのオープン化とは?
2015ものづくり総合大会の生産セッションコーディネータ 日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの石田秀夫氏にお話を伺いました。日本能率協会の成冨一仁がインタビューします。(以下敬称略)
意志決定のプロセスのオープン化とは?

石田
次に富士ゼロックス深センの岡地さんの講演ですね。
この講演は深センの拠点が上手く回るように、人材育成に力を入れたところがポイントです。
拠点のレベルを上げるために、人材育成に力を入れたのですが、それだけでなく、環境づくりに取り組まれたという内容です。
例えば、規範作りや意思決定プロセスのオープン化です。
信頼を得る環境づくりといってもいいかもしれないです。
また、「どういう会社にしたいかを、社員と一緒に考える」、という点が重要だったと思います。
「どこを目指すのか」という点を組織で共有していた方が一つになりやすいですよね。
年度方針などで、方針だけ展開されても、それはまだ一方通行です。
方針に基づいて、「自分達で考えた、目指すところ」というのが、共有されていることが、興味深い所だとおもいます。
海外拠点に対しては、日本側の方針を押し付けがちになるので、逆にボトムアップがなくなりますよね。
そういうところが上手く工夫されている内容だと思いました。
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