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3日目
2022.
02.18
12:50 ~ 14:30
CO2回収技術を活用した
カーボンニュートラルの取り組み
三菱重工エンジニアリング株式会社
脱炭素事業推進室
室長
栗木 英紀 氏

H-2 グリーン
講演要旨
  1. CO2回収に関する現状:産業分野などCO2回収ニーズの多様化
  2. 普及に向けた取り組み(1):高性能の新型アミン吸収液「KS-21」商用化
  3. 普及に向けた取り組み(2):小型CO2回収装置の開発

講演概要

2050年までにカーボンニュートラルを実現するために人為的なCO2排出量を年間400億トン削減する必要があります。
そのためには、再生可能エネルギーや他のカーボンフリーなエネルギー源の活用などによるCO2排出量低減に加え、年間43〜130億トンもの量をCO2回収などで除去する必要があり、これは現在の量の100〜300倍にあたります。


カーボンニュートラルの実現に向けて世界が大きく舵を切っている中で、
その解決の一助となる期待が寄せられているCO2回収技術を活用した事例を紹介します。


CO2回収の分野では、既存の火力発電所に加え、バイオマス発電所、製鉄・セメント工場、
ごみ焼却施設、LNG液化プラント等の産業分野など、多種多様な排出源からの回収ニーズが高まっています。
当社は、米国における世界最大のCO2回収プロジェクトをはじめ世界13ヵ所の商用CO2回収プラントへの納入実績、多種多様な排ガス源に対応できる技術力をもとに、英国・EU・米国・カナダ等の地域で、発電・産業分野のCO2回収プロジェクトに関する基本設計・パイロット実証・ライセンス供給等の案件に取り組んでいます。


一方、CO2回収の普及に向けて、省エネルギー性能と運用コスト低減、環境負荷低減などの課題への対応が求められています。
当社では、2021年8月、世界最大級のCO2回収実験施設であるノルウェーのモングスタッドCO2回収技術センター(TCM :Technology Centre Mongstad)で実証試験を実施し、新型CO2回収プロセス「Advanced KM CDR Process」及び新型アミン吸収液「KS-21」の商用化を完了しました。
「KS-21」は一般的なアミン吸収液や当社既存吸収液「KS-1」を上回る優れた省エネルギー性能と運用コスト低減、環境負荷低減(低いアミンエミッション)を確認し、第三者機関による信頼性の高いエミッション計測結果も取得しています。


また、産業分野など比較的小規模な施設におけるCO2回収ニーズにもお応えするため、小型CO2回収装置を開発しています。

ご聴講いただきたい方
聞きどころ
脱炭素社会を実現させるための重要な手段の一つとして、CO2回収技術が注目されています。
その技術の世界最先端の実例をご紹介いただきながら、今後の展望についてご講演いただきます。
カーボンニュートラル実現にむけた計画をされている方々必聴です。
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