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これからの生産技術者の役割【第3部】4. 先行生産技術開発の推進(1)

1 開発生産統合推進計画とその展開

先行生産技術開発の基本は、PDCAを回すことにある。

プランとしての要素に製品・生産マスタープランがある。先行生産技術の開発はコンカレントエンジニアリングを効果的に推進するための前提条件であり、その具体的展開として製品・生産マスタープランの位置づけについても述べてきた。商品開発においてコンカレントに推進するためには、製品技術開発と生産技術開発が有効に同期して推進されることが重要で、商品開発のマイルストーンを明確にして、そのマイルストーンまでに双方が何をいつまでに具現化していくのかを明示した統合推進計画が必要である。

実行段階で重要になるのが生産技術として日常の業務の他に先行生産技術の開発業務に工数を掛けることである。ともすれば目の前の日常業務に忙殺され、先行開発に時間が使えなくなってしまいがちだが、先行生産技術の開発を計画通り推進するためにはそのための工数を確保することが必要である。「プランを立て」て、後は「頑張れ」だけでは実行できない。プランを実行するための「人・もの・金の準備と支援」が重要なのである。

実行の後はチェック、すなわち進捗確認になる。この進捗確認を有効に機能させるためには計画を理解して全体を牽引するプロジェクトマネジメントが有効である。全体を統合するプロジェクトリーダーやサブリーダーが、統合計画やそれぞれの部門の進捗を確認する仕組みや運用ルールの構築が必要だ。

そして最後に、進捗状況をフィードバックすることにより、目標達成のために進捗や中身のレベルを向上させるアクションとなる。開発と生産が統合した計画を実行していくためには、それぞれが仕事を着実に推進し、貢献しあうことによって、双方の検討レベルがあがるような展開ができることが望ましい。このPDCAサイクルを回すことが先行生産技術の開発には必要不可欠である。


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