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これからの生産技術者の役割【第3部】1. 生産技術の「想い」の明確化 ── 受注型生産技術から提案型生産技術ヘ(2)

2 コンカレントエンジニアリング

源流段階からの取組みによる手戻りや後だれを防止する方法としてコンカレントエンジニアリングがある。1980年代にボーイング社が、航空機の開発に適用したのが始まりである。非常に多くの部品や人員が関わる航空機の開発で、開発過程での手戻りや、やり直しが発生すると開発ロスは膨大なものとなる。また、開発設計が終了してから生産準備や生産設計、調達をしていたのでは開発期間が非常に長くなってしまう。このような問題を解決する手段としてコンカレントエンジニアリングが生まれた。

コンカレントエンジニアリングは「同時並行推進」と「機能交差(クロスファンクショナル)」の二つの概念で推進される。

同時並行は、源流段階で開発構想を明確化し、共通認識化することでそれぞれの機能部署が同時に開発に着手するということである。また、機能交差は各機能部署が仕事を受け渡すという形ではなく、各機能(仕事)のインターフェースを充分に検討しながら推進する方法で、それぞれの部署が仕事に壁を作るのではなく、充分なやり取りをしながら仕事の抜けや漏れを防いでいく方法である。

図表3-2にコンカレント展開のイメージを示す。商品開発の過程でマイルストーンを明確にし、いつまでにどの部門が何をしなければいけないかの計画を同時並行、機能交差の視点から作成することが求められる。


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