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これからの生産技術者の役割【第2部】4. グローバル生産人材の育成(1)

1 生産技術者の目指す姿

生産技術者として目指す姿を示したのが図表2-6である。

2-6

生産技術者のベースは、技術の基礎である工程設計技術と各工程の技術(プレス、溶接、塗装、組み立て、検査など)、さらに計測・評価技術にある。仕事での実践を通じて、ある工程を体験し、そこから前後工程に広げ、工程全体を学び、工程設計のポイントを習得する。

工程設計のポイントは、まず品質を作り込むポイント(工程・設備条件の設定、工程能力設定、治具、工具の使い方)を押さえ、条件設定をすることにある。

私たちが目指すのは、課題設定ができて、課題解決ができる自律型スタッフである。このためには常に“なぜ”を考える習慣が大切で、それには設計・設備の原理原則、理想形から考える訓練が必要である。

管理技術に関しては、品質管理、生産管理、IE(Industrial Engineering)、改善、管理会計などの知識が必要である。いわゆるQCD(品質・コスト・納期)で、体験を通じて知識と実践の中で知恵を養う活動・場づくりが大切である。

品質に関しては、企画仕様要因、設計要因、生産工程要因等のばらつく要因を体系的にとらえる思考も要求される。生産管理では、リードタイムの観点から企画仕様・設計・手配・生産・物流期間……など、 トータルで構造を把握する必要がある。IE改善については、効率的なものの見方、ロスの考え方を習得して、改善を継続できる体質が求められる。

管理技術の習得には、体系的な思考や構造的な思考が要求され、全体を俯瞰的に見る訓練が必要になる。その意味で、生産の固有技術を習得し、管理技術を学び、やがて経営マインドの醸成へとステップをたどるのが王道といえる。そのために、キャリアパスを考えながらジョブローテーションをすることになる。


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