MENU
開催概要 プログラム 企画委員 インタビュー 無料プレゼント よくある質問 会場参加申し込み オンライン参加申し込み

これからの生産技術者の役割【第1部】4. これからの生産技術者に求められるミッション(4)

4 グローバル標準の確立

日本から世界をにらんだ生産技術開発をする場合、操作・メンテナンス・標準類のシンプル化に留意しながら生産技術開発をする必要がある。キーワードは“シンプル化”である。

“シンプル化”は、CAD/CAMの標準システムに頼る部分と、人間の能力に頼る部分の“メリハリ”を意識した開発システムが大切である。開発は新しいことを創造する作業であるが、新製品開発では、仕様の設定、基本設計で既存の部分と新規デザインの切分けを意識的にする必要がある。

グローバル標準システムは、開発システムのコンセプトとそれに基づく手順(Procedure)、フォーマット、チェックリスト等で構成される。

一般的には、開発は標準手順に沿った開発で、ステージゲート(ステージごとのスケジュールおよび達成目標)を設けて進める。生産技術者は、ステージの中でどんな目的で、どんな役割をするかを規定する必要がある。前述したように、基本設計ステージでは、構造と作り方のチェックポイントが明記され、それに沿った生産技術が開発される。さらに詳細設計ステージでは、基準面、公差等の検討が行われる。工程設計ステージでは、工程能力との関連での設備設計、治工具設計が行われる。グローバル標準システムは、これらの標準手順とチェック項目をステージごとに管理するものである。

既存モデルの部分は、標準図面からNCデータ・加工条件まではCAD/CAMの一貫システムでデータが作成され、世界へ転送されることで品質も維持できる。このときの前提は、同一の製造設備で、設備条件、雰囲気条件、作業条件が標準化されていることである。また、ばらつきが多い作業者による作業は、標準作業を守らせると同時に、ある程度ばらつきを許した設計、工法開発も必要である。


サブコンテンツ
CPE 生産技術者マネジメント資格 CPF 第一線監督者マネジメント資格 CPP 購買・調達資格公式サイト ものづくりポータルサイト ものづくりのためのJMAオンラインセミナー JMA GENBA Management Conference & Award 第一線監督者の集い GOOD FACTORY賞 受賞記念講演会 JMI生産・開発マネジメントコース 生産革新プロフェッショナルコース ものづくり人材育成ソリューション JMA海外体験型研修プログラムJ-EXCEED
プログラムのお問い合わせ
一般社団法人日本能率協会
ものづくり総合大会事務局
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22

TOP