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これからの生産技術者の役割【第1部】3.
これからの生産技術の役割(5)

5 経営マインドを持った人づくり

図表1-10は生産技術が目指す人材像である。

1-10

人の育成の基本は“興味・好き”と“気づき”である。T字型の人材育成論で考えれば、まず個人が興味のある専門分野をみつけて専門家になることが必要と考える。これがフェーズ1で、専門知識・技能・技術の獲得が必要な時期で、コア技術の分野で1つの専門領域をつくることが必要である。生産技術の専門人材を育成するには、設備計画から導入、試運転、立上げ、メンテナンスまで一貫した流れを経験して、どこに課題があり、品質を作り込むポイントはなにかを体得することが求められ、そのためには時間がかかると考えられる。

フェーズ2は、生産技術を世界の位置づけで考えられるグローバル人材の育成である。このためには、何年か海外の現場に立つ必要がある。欧米の技術者と話していると、まずコンセプトレベルの議論から入ってくる。彼等が出すチャートもシンプルでキーワードが数行の場合も多い。まず目的を話し合い、考え、そこからコンセプトを作り出す習慣をつけることが大切である。

フェーズ3は、経営マインドを持った人づくりである。生産技術と経営の位置づけがわかり、この全体感をもとに生産技術の長期展開を経営に答申し、具体化を進める人材である。生産技術部門は、技術ロードマップ、製品ロードマップを考え、生産システムのトレンドを見すえながら、生産技術の将来ビジョンを描き、ここから中長期のシナリオを策定する必要がある。

今後の10年を考えた場合、日本では1つの方向として、高品質&開発期間超短縮システムが考えられ、これをにらんだ先行技術開発、設備投資計画のシナリオ作成が必要だ。また海外では、日本の開発方向を考慮しながら、“標準化・シンプル化”のシステムづくりが課題となろう。


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