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これからの生産技術者の役割【第1部 】2.
これからのものづくりにおける工場の姿(4)

4 マザーエ場の役割

日本の製造業はグローバル化の中で進化してきた。多くの製造業が1985年のプラザ合意以降、コスト競争に勝つために海外で製造インフラを確保する活動を展開した。しかし、現在、一部の企業は生産の日本回帰の動きを見せ、海外で生産するものと、日本で生産するものを明確に区別して展開している。

こうした中で製造業における工場機能は大きく2つに分かれる。

1つはグローバルな見地からコスト競争力のある「コストエ場機能」。もう1つは新たなものを生み出し、育てて、グローバル展開の基盤を作る「マザーエ場機能」である。マザーエ場は日本の場合もあるし、海外にある場合もある。もはや日本だけにマザーエ場が存在するという概念では狭すぎるであろう。

マザーエ場のマザーたる所以は「生んで」「育てる」ことができるからである。「生む」役割は何か。それは新製品や新技術の開発、新工法開発、設備開発、新製品の量産技術、ライン合理化検討、生産準備、運用確立である。一方、「育てる」役割は確立技術や生産思想、スキル伝承、運用方法のグローバル展開にある。マーケティングも含めて新たな製品開発や技術開発を展開し、最先端の生産技術や工法、および企業としての生産思想までを世界の工場に伝播していく母胎の役割を担っているのがマザーエ場である。

企業におけるプロダクト技術、コア技術、そして独自の測定・評価技術などのマザー技術の位置づけを明確にして技術優位性を維持強化していくこともマザーエ場の重要な役割である(図表1-7)。

1-7


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