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これからの生産技術者の役割【第1部 】2.
これからのものづくりにおける工場の姿(2)

2 生産戦略と技術戦略

商品戦略、生産戦略等の各機能戦略を推進していくためには新たな技術が必要になる。それは短期的に実現できるものもあれば中長期な視点で計画的に検討しなくてはならないものもある。

生産戦略はさまざまな視点から検討される。例えば、将来の生産拠点のあり方(マザーエ場、コストエ場)や、工場計画、内外作方針、調達方針、物流方針、設備導入計画、新規工法の導入等である。

これを受けて、生産拠点は各拠点がターゲットとする市場の動向や競合を含めた事業環境から、活動方針を決めていく。その際、国内および海外の生産拠点に求められる事業としての位置づけを明確にすることが必要である。

生産拠点検討の例としては、最近は生産基地としてだけでなく、市場としての将来性を見て中国やロシアに拠点を展開する例もある。同様に、グローバルの視点からマザーエ場をどこにするかについての検討も重要となる。

工場計画は拠点方針に基づき、各工場がどのような生産方式を展開するかの計画である。内外作の方針は自社で生産するものと外部に生産依頼するものの方針を明確にするものである。内外作区分の視点としては技術、チャージ、設備の有無、生産能力等が考えられる。また、調達方針は調達先の評価の仕方や各調達先への対応方針等を明確にするものである。

物流方針は顧客と各生産拠点、および各拠点とサプライヤーの位置づけや、生産方式から効率的な物流経路や搬送計画、搬送形態を設定するものである。物流を自社で行うか、運送業者と連携を図っていくのか等の検討も必要になる。

スマート、スピーディでコスト開発力のあるものづくりを独創的な方法で実現できれば、大きな優位点となる。ものづくりのブラックボックス化は競争優位の大きなポイントである。このためには、製品の機能や品質・コストだけでなく、ものづくりの競争力を強化するための工法開発・設備開発など先行生産技術の開発が重要になる。その際、生産技術戦略を事業の技術戦略に落とし込み、資源配分を行い、技術を作り込んでいくことが必要なのである。


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