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これからの生産技術者の役割【第1部 】1. ものづくりとは(1)

1 商品開発を取巻く環境

(株)日本能率協会コンサルティング(JMAC)の調査によると、1990年から「明日の商品創りを考える実態調査」を実施しており、その中で、「機能・性能J「価格」「コスト」の推移を継続的に調査している。図表1-1は一部上場企業の企画部門、開発部門約200社からの回答をまとめた平均値である。

1-1

業種により異なるが1990年を100として全業種の平均値をみると、商品が持つ「機能・性能」は毎年_上昇を続け2005年には160に向上。「価格」は2005年には60に下がり、「コスト」は65に低減されている。こうした二極化の傾向は今後も続くものと予想している。

この結果から2つの視点がみえてくる。1つはコスト体質の強化は永遠の課題であるということで、コスト体質強化にむけた取り組みの重要性を示している。

2つめの視点は、機能・性能を上げたならば価格は少なくても現状維持かそれ以上にしなければ開発の意味がないということである。顧客視点から見たときに、顧客が価格以上に価値を感じるものを創出していない可能性があるということで、他社とは違う価値を感じるものを世の中に出していくアプローチが求められている。

また、商品のライフサイクルをみると、1970年代は5年を超えるライフサイクルの長い商品が約60%あったが、2000年代には5.6%となり、2年未満の商品が50%を超える状況になっている(日本経済新聞、2005.7.1)。

技術の進化やさまざまな価値提案により、商品が次々に市場に投入され、顧客の選択の幅が広がったことが要因と考えられる。商品開発は付加価値の高い商品を短サイクルで創出していくことが前提となってきていることがわかる。


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