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生産の地域分担は過去のこと

ものづくりグローバル標準マネジメントの実践
第2章 グローバルでの、ものづくりの目指す姿
~グローバルものづくりの要点~

1)生産の地域分担は過去のこと

 一般的には、戦後の日本企業の海外展開は、1960年代から新興国への経済援助という形で始まったとされている。
その後は、日本経済の高度成長に伴って大きな変化を遂げてきた。 
 1970年代の2度にわたるオイルショック、さらに1985年のプラザ合意を起点とする大幅な円高の進行は、輸出産業の現地生産を加速させ、輸出産業の多くはアメリカ、さらにヨーロッパへと工場を進出させてきた。
その後、1990年代に入ってのバブル崩壊以降は、安い労務費を求めて新興国へ工場進出がなされた。
当時の、新興国への工場進出の多くは、完成品の組み立てあるいはノックダウンが中心であった。 
 
 2000年代初期のグローバル化は、「欧米は市場対応工場/日本国内は基幹部品工場/新興国はローコスト工場」とする生産の地域分担が声高に言われた。
しかしながら、2000年代に入ると新興国の経済成長がさらに加速され、インフラも整備されてきたことから、組立工場だけでなく部品工場の新興国へのシフトが盛んに行われた。
2000年代後半には、国際的な金融不安から新興国への進出に拍車をかけているが、これは新興国が安価な労働力の供給源としてだけでなく、急激な経済成長を遂げる市場としての存在が大きくなってきたことによる。
マーケットとして新興国を意識せざるを得ない状況が生まれてきたのである(図表2-1)。 
 
 グローバルでの「ものづくり」戦略を考えるときには、生産機能の分担という要素だけでなく、調達を含めたサプライチェーン、市場、物流などさまざまな観点から世界各地に展開した工場の役割を、戦略的に検討し実践していくことが重要である。


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