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目標展開の3つの展開とは

ものづくりグローバル標準マネジメントの実践 
第3章 製造戦略構築と戦略実践のポイント

(2)従来型製造戦略  

 従来型製造戦略について、スキナーの概念を元に少し詳しく補足する(図表3-2)。
従来型製造戦略は前述したように従属的・展開的であるので、その元となる企業戦略、事業戦略、開発戦略の目標に大きく左右される。
目標と現状の差異をいかに埋めるかということが製造戦略立案の基本となり、その差異の埋め方を工夫するために競合他社や先進事例に学ぶ市場分析やベンチマークなどの外部分析を行う。
しかし、こうして得られた外部分析は、目標ではない。

目標展開を大きく分類すると、

①戦略目標展開、
②リソース展開、
③ビジョン展開の3つに分けることができる。

①戦略目標展開
 戦略目標は、企業戦略、事業戦略、開発戦略から導かれてくる各種目標値を示す。
大きくは、技術(T)、品質(Q)、レスポンス(R)、納期(D)、コスト(C)、フレキシビリティ(F)に、ROI(対投資効果・期間)、ROA(生産関連の資源に対する利益)などである。
 これらの目標値に対して現状とのギャップが出てくるわけで、そのギャップをどう埋めるかということを戦略とするものである。
目標を達成するためには、生産範囲、構成、生産システム、生産管理システムなどをどのようにするかが課題になる。

②リソース展開
 リソース展開は、①の戦略目標展開と同様に各目標値に対して現状とのギャップがある。
それを目標期間内に達成しようと戦略を展開する際に、スキル・リソース・製品・工程・技術力に読み替えて、過不足を評価し、どのような方策をとるかを外部との連携や活用を含め検討することをいう。

③ビジョン展開
 ビジョン展開は、企業・事業ビジョンに示されている体質的なもの、文化・風土的なもの、人材要件的なものを生産範囲で読み替える。
そして、人材や組織の活性化度、過去のビジョン・方針の浸透度、体質問題としての戦略実現度などを評価し、生産領域に関する方針やビジョンを策定することをいう。


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