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開発セッションコーディネーター6|部署ごとに要求されるグローバル人材の考え方とは?

2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)の開催後におこなったインタビューです。

部署ごとに要求されるグローバル人材の考え方とは?

IMG_3609野元
例えば、一口にグローバル人材といっても、部署ごとに要求されるグローバルへの考え方は全然違います。製造のグローバル人材は、新興国の製造部隊をしっかり動かせることかもしれません。
商品企画では、グローバルな市場がわかっていることかもしれません。

共通でいうと、英語ができたほうがいいという話かもしれませんし、いろんな国の人や文化に積極的に溶けこもうとするスピリットがある人材かもしれませんよね。

そうすると、卒業旅行だけでなく一人で海外を周り学んだ経験を持っている人は、ある意味グローバル人材になりうるかもしれない、ということだと思います。採用の時点でも、そんな意識って必要かもしれませんね。

こだわりがある製品の重要性とは?

安部
シチズンさんの講演では、「ことがらづくり」という言葉が多く使われていました。シチズンさんでは、高価格商品から低価格商品まで広い範囲のラインナップをお持ちですが、それをどう価値づけし、訴求していくか。

同社に限らず、全て作れるのに、一部しか作れない企業よりも利益が低いという現象は製造業の中で少なくないと思います。

もしかすると、手放すものを考える必要があるのかもしれず、それは「ことがらづくり」に繋がるのかもしれません。

技術はあって作れるのだけども、売れない・儲からないという課題に対してはどのようにお考えでしょうか?

野元
こだわりのある商品をどれだけ考えられるか。

日本企業がこだわり商品をつくるというのは、日本にオタク文化があるということも含めて、非常に大事なことだと思います。

ドイツでいうと、自動車がそうかもしれないですね。
あるドイツ車の発表の場で、“消費税が上がることに対して、どう考えていますか?”との質問に、“この車は、消費税があがることによって、買わないという人たちでない人たちに向けてつくったカテゴリーの車です”と言っておられました。

安部
誰に対してつくるのか?ということですね。

野元
はい。それは、ニッチな市場かもしれません。けれども、そのニッチなニーズを極めることで、そこから得られる技術があるかもしれません。

そういうことをやっていかなければ、いわゆる他社を横にらみしたスペック型商品企画に終始してしまい、結局何もこだわりがないという状態になってしまいかねません。

安部
それは、自社の中のこだわりが肝になるわけですよね?

野元
自社製品が好きな人たちがいる、って大事ですよね。

以前、ある楽器メーカーの工場に伺った際、“検査工程は全員トランペッターで、オーケストラやっています”とお聞きし、衝撃を受けました 笑。

うちはトランペットが好きな人だけが検査工程員をしています、と。これはこだわりですよね。

携帯電話のメーカーで、みんな自社の商品を使っているか?自動車のメーカーで、みんな自社の車に乗っているか?いうと意外にそうではない。

ベンチマーキングで買うのは結構ですけど、やっぱり自分の会社の製品が欲しいって言う人を増やしていくようなマネジメントって大事だと思います。

トップやミドル層が、声を大にして「自分たちの商品使おうよ」と言っていくのが実は大事かもしれませんね。

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