MENU
開催概要 プログラム 企画委員 インタビュー 無料プレゼント よくある質問 会場参加申し込み オンライン参加申し込み

新誠一氏インタビューその13

2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)にあたり行った、開催前インタビューです。

20世紀は、多数決。21世紀は?

IMG_0711_2
今まで、お客様の声を聞けてなかったから、消費者の声を聴くというのは、最初のうちはいいんです。お客様と関係性をもって、それを管理するのはいいんだけれど、それにひっぱられて潰れてしまった会社はたくさんありますからね。

安部
そこの線引きというか、関係性が非常にセンシティブというか。


センシティブですよ。

経営者は、マーケットリサーチして、客が求めるものはこういうものだって判断してつくれば良かったんですから。

でも、今、一番困っているのは、地デジ放送ですよ。視聴率を追いかけ過ぎて、どんどんつまらない番組を作ってしまう。

例えば、安部さんと私だって趣味が違うわけだから、平均してこんなのみたいっていう番組作っても誰もみないでしょ。

だって平均値のとこに、誰もいないんだもの。
それよりも、安部さんがみたい番組作ったほうが、視聴率1/3とれるわけだよね。

でも経営者は、よほど胆力がないと実際にそういうことはなかなかできない。

いつも言ってますが、20世紀は、多数決、21世紀は、少数意見の尊重なんですよ。

技術力が低かった頃は、だいたい同じものしか作れなかった。そうすると、だいたいこの辺だねっていう平均値でつくる。これが20世紀です。
今は、例えば3Dプリンターを使って安部さん向き、私向きって、つくれるわけです。

同じ洗面器でも、ハート型洗面器とか、四角の洗面器とか、丸型とか。洗面器は洗面器ですが、全部違う。
同じ素材を使って、プラットホームがあって、基本は同じものだけど好みを活かした商品ができてくる。

それが、少数意見の尊重です。

安部
それが、21世紀ですか。


そう、21世紀。みんな違うことしないとね。

安部
そこに、舵をきるっていう経営者の胆力が、求められているんですね。


そこまで分かってて、舵を切っている経営者もたくさんいますよ。

グローバルな時代だから「日本って何だろう?」というローカルなことをすごく意識しなきゃいけない。

みんなが連携する時代だから、安部は安部、新は新、俺は俺なんだ!というアイデンティティをしっかり持たなきゃいけない。

だから少数意見の尊重が重要です。それができる技術があります。

安部
わかりました。ありがとうございます。


関連する講演は・・・

2015ものづくり総合大会

2月18日(水)オープニングセッション 11:40-12:50 特別講演1
ダイキン工業株式会社 取締役 兼 専務執行役員 冨田 次郎氏

2月18日(水)オープニングセッション 14:10-15:20 特別講演2
トヨタ自動車株式会社 専務役員 牟田弘文氏

2月18日(水)オープニングセッション 15:40-16:50 特別講演3
日産自動車株式会社 取締役副社長 松元 史明氏


サブコンテンツ
CPE 生産技術者マネジメント資格 CPF 第一線監督者マネジメント資格 CPP 購買・調達資格公式サイト ものづくりポータルサイト ものづくりのためのJMAオンラインセミナー JMA GENBA Management Conference & Award 第一線監督者の集い GOOD FACTORY賞 受賞記念講演会 JMI生産・開発マネジメントコース 生産革新プロフェッショナルコース ものづくり人材育成ソリューション JMA海外体験型研修プログラムJ-EXCEED
プログラムのお問い合わせ
一般社団法人日本能率協会
ものづくり総合大会事務局
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22

TOP