【講演者インタビュー】2月15日 キユーピー 荻野氏
2019ものづくり総合大会にてご講演いただく、キユーピー 生産本部 生産技術本部 未来技術推進担当 荻野武氏に、日本能率協会の中本がお話をお伺いしました。
(以下敬称略)
ご経歴、キユーピーへの入社の経緯
中本
荻野さんの経歴からお聞かせください。
荻野
私はキューピーのプロパーではなく、前職が日立製作所です。
⽇⽴製作所の中央研究所で半導体、撮像素⼦、電⼦回路の研究をし、その研究成果をもって、⼯場にて製品の開発設計を進めていました。
当時は⺠⽣系のVTRやビデオカメラ等の設計開発が担当でした。
その後(1996年)、⽶国へ⾏き、5年間ほどいろいろな新しい事業の⽴ち上げをしました。
世界初のMPEGカメラ事業の⽴ち上げや、⽇⽴初のインターネットコマースビジネスの⽴ち上げ、さらに、⺠⽣関係に限らず、BtoBのクラウドサービスシステムなどの新規ビジネスを⽴ち上げました。
⽇本に戻ってからは各種システム事業、新興国の都市開発、事業企画、新事業の⽴ち上げやインキュベーションをやってきました。
その中で脳科学の新事業もスタートさせていて、その際に⼈の究極のニーズが幸せにあると感じたのです。
それで、いろいろな脳科学者を訪ね、どういう形で幸せになるのかを教えてもらいました。
無数な考えがあるなか、最終的に⾏き着いた答えが2つです。
1つは腹式呼吸(笑)。
もう1つが⾷です。
要はセロトニンを強化すると、基本的に誰もが幸せになるわけです。
そのためには腹式呼吸が必要で、トリプトファンを⾷事から摂取しなければなりません。
これが分かったときにキューピーと出会いました。
それでキューピーに来させてもらうようになったわけです。
~次回に続く~