【講演者インタビュー】2月22日 トヨタ自動車 勝又様~その2

2018ものづくり総合大会にてご講演いただく、トヨタ自動車 Mid-size Vehicle company MS製品企画 ZV チーフエンジニア 勝又 正人さんに、日本能率協会の小高がお話をお伺いしました。
(以下敬称略)

過去の成功体験は、会議ではタブーにしました。

小高
その他に、TNGAで成し遂げられたことは?

勝又
タイヤを可能な限り四隅に配置しました。
このことで、足回りの「踏ん張り」が利きます。
また、筋肉質のキャビンを載せ、それでいて室内空間にもゆとりを作りました。

小高
ここまでできたのがTNGAですか?

勝又
事業として車を作っているので、いろいろな基準があり、技術的、デザイン的に採用の可否を判断してきました。
このTNGAでは、その閾(しきい)値が下がったと思います。

小高
より自由に作った、と?

勝又
私は、「Change & Challenge」と言っています。
変革を起こすこと、その為のマインドを変えること、その為に可能な限りチャレンジしよう、ということです。
「以前はこうやりました」「かつてはこれで成功しました」という、以前の成功体験は、私の会議ではタブーとしています。

小高
かつての成功体験は、ある意味、「安心」しますね。

勝又
外部からは、「TNGAは、トヨタにおける構造改革」と言われる場合もあります。
ところが、実際に経験してみると、「風土改革」に近いと思います。
あらゆる前提条件を取っ払って、ゼロベースで考える、その為に皆で協力して事業を推し進めていく、これが可能になりました。
導入当時の経営幹部からは、「一人ひとりが『TNGAとは何か』を考えるように」と言われました。
当時は、良くわからなかったのですが、最近、腹落ちしています。

小高
となると、一人ひとりのTNGAは違うのですか?

勝又
そうです。
私のTNGAとメンバーのTNGAは違うと思います。
これを通して、皆が「もっといいクルマ」を目指した結果、お客様から見た時に「こんなところまでこだわっているのか」と言われます。
それがうれしいところでもあります。
ただ、まだまだ出来るところはあると思います。

小高
なるほど。
勝又さんのお話を伺っていると、お仕事が楽しくて仕方がないようにお見受けいたします。
そんな勝又さんにとって、「ものづくり」とは何でしょうか?

勝又
日常であり、すごく楽しいこと、です。
直感的には「趣味」という言葉が浮かんできましたが、模型を作っているわけではないので、やめました。
ただ、「つらい」と思ったことは無いので、先ほどの様な表現にしました。

小高
勝又さんのご講演が楽しみです。
本日はありがとうございました。

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