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【講演者インタビュー】2月23日 富士ゼロックスマニュファクチュアリング 古川氏

2018ものづくり総合大会にてご講演いただく、富士ゼロックスマニュファクチュアリング 常務執行役員 鈴鹿事業所長 古川 雅晴氏に、日本能率協会の小高が紙面インタビューで「見どころ」をお伺いしました。
(以下敬称略)

現場を中心に据えて、事業所全体で改善を支援するしくみや人材育成などの取り組みを聞いていただければ


JMA
社内では、どのような業務に携わってこられましたか?

古川
1982年に入社し、PCBA(高密度実装基板)の技術を担当し、その後、生産現場の管理職を経験しました。
2000年には外販営業部長として海外の顧客を担当し、2008年から調達部長となりました。
当時、事業所内で活発にTPS(トヨタ生産方式)による改善活動が行なわれていたことから、調達部としても仕入先様と一緒になってTPSを進めることになりました。

しかし、初めの頃は「TPSの前に注文を平準化してください」と在庫の山を前にして言われることもありました。
在庫も含めて目の前の課題を一つひとつ解決することで、仕入先様との信頼関係が生まれ、『相互研鑽会』として活動を定着されることができました。
この活動を通して感じたことは、改善が活発な現場はトップダウンだけでは無く、現場からも様々な提案が上がってきているということです。

一生懸命やっている人は褒める、そして足りないところは教える、現場から改善案が涌き出てくるような環境をつくることが、工場運営で大切であると知りました。
その後、2014年に鈴鹿事業所所長を拝命しています。

JMA
現在の業務内容をお教えください。

古川
富士ゼロックスマニュファクチュアリング株式会社鈴鹿事業所長として、コピー機のキー部品および資源循環型商品の生産する工場運営を行なっています。

キー部品では画像形成部品(ゼログラフィプロセス部品)とPCBA(高密度実装基板)のほか、オプトエレクトロニクス部品として旧来のレーザーマーキングに加え、自社開発したLEDプリントヘッドを生産しています。

また複合機の省エネに大きく貢献するIH定着技術を用いた定着ユニットの組み立ても行なっています。

資源循環型商品では、使用済み商品や部品の回収を行い、リサイクル、リユースの部品及び商品の生産を行うなど、循環型社会への貢献も積極的に行っています。

また、富士ゼロックスマニュファクチュアリング株式会社の各拠点の横断組織として生産革新グループを担当し、富山事業所や新潟事業所などの他拠点の改善活動の推進も担っています。

JMA
「ものづくり総合大会」にて、どのようなお話をしたいと思いますか?

古川
鈴鹿事業所では、2004年より外部講師の指導を受けながらトヨタ生産方式による改善活動をスタートしました。
2010年には富士ゼロックス流の生産革新活動(Fuji Xerox Production Way)に進化させて、改善活動の自立化を図りました。

現場の一人ひとりが『自ら考え行動する』職場風土の醸成をはかり、雇用形態を問わない全員参加の改善活動を行なっていることが改善の原動力となっています。
現場を中心に据えて、事業所全体で改善を支援するしくみや人材育成などの取り組みについて紹介したいです。

JMA
あなたにとって「ものづくり」とは?

古川
海外や他社との競争力を維持するためには、ものづくりの変革が出来なければ国内のものづくりはあり得ないと考えております。
当然、IoTは勿論のことAIを駆使したものづくりにシフトしていくことが避けられません。
しかし、一方で良品条件なくしては、生産は成立しません。
良品条件を確立するのは人です。

職場の活性化や人材育成を確りと行ない、良品条件を確立する為にIoTを活用する。
その良品条件をAIの活用やオートメーション化により作業の高精度化を図り、より良い製品を低コストでつくることが今後のものづくりで大切だと考えています。

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