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調達セッションコーディネータインタビューその3|日立など3社の発表の印象とは?

2016ものづくり総合大会の調達セッションコーディネータ 日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの加賀美行彦氏にお話を伺いました。(以下敬称略)

日立など3社の発表の印象とは?

加賀美行彦さん

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本日のこの「調達戦略をひも解く」セッションC4からC6まで各回の感想をおうかがいできたらと思います。

加賀美
特定の領域の取り組みについての講演だったと思います。

日立製作所は直接材、あまねキャリア工房はIT、富士ゼロックスはノーコア、間接材の領域に関することでした。

日立はこの領域に昔から非常にしっかり取り組んでおり、様々なツールを上手に開発してきました。
取り組みを進める中で様々な課題が出てきていますが、それらを1つひとつ解決していくためにツール化や開発したツールの運用徹底を図るなどきちんと対応してきています。

開発購買の取り組みは、どうしても開発側が主になって動き、調達側は少し受け身になる傾向が他社でも見られます。
それに対し、日立は目線を高く持ち、取り組みをしているところが強く印象に残りました。

一方、あまねキャリア工房はIT調達の部分がメインです。
IT調達を直接材の調達と対比すると、直接材が契約締結で完了するのに対し、ITは契約後が大事になってきます。
3SDという言葉を使っていましたが、直接材でないことを少し明確に示した発表だったように感じました。

IT系でいくと、最後の富士ゼロックスも出していましたが、情報セキュリティの問題があります。
情報セキュリティは失敗してしまうと、会社のブランドを損なってしまいかねません。
そのため、会社のブランドを守る役割を調達が持っているというメッセージが出されていたように思います。
そういう意味で調達の役割が変わっていくということもお話されていました。

具体的にその実効性を担保するためには、現場の確認と同時に、ツールも活用するということでした。

最後の富士ゼロックスは2014年にも話していただいています。
当時の発表は直接材から間接材、CSIまであり、非常の盛りだくさんの内容だったと記憶しています。
きょうは比較的、ノンプロに絞ってお話をいただきました。

具体的な事例が多く、ちょっと時間切れになるぐらいまで説明していただきました。
もともと執行役員のハセガワさんという強いリーダーシップを持つ方が引っ張っているところです。

だから、視点を明確にし、パターン化をきちんと進め、それを標準化して歯止めにするなど、着実に進めている印象を受けました。
本日の資料も非常によくまとめられていて、参考になる部分が多かったと思います。

テーマがそれぞれ違いますから、共通でどうかというのはなかなか難しいのですが、そんな印象が強かったですね。

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