安川電機インタビューその1|生産技術で重要なポイントとは?
2015ものづくり総合大会の参加者 安川電機 モーションコントロール事業部 モーションコントロール工場 生産技術部 生産技術企画課 課長 近藤純氏にお話を伺いました。日本能率協会の成冨一仁がインタビューします。(以下敬称略)
生産技術で重要なポイントとは?

安川電機 近藤純氏
成富
現在の近藤さんの社内での立場や役割をお聞かせください。
近藤
私は2015年度から埼玉の入間事業所に異動してきました。
こちらの入間事業所という工場は、商品を実際に生産している事業所です。
具体的には、サーボモーターやサーボアンプ、コントローラーなど、主に企業様向けの商品を生産しています。
私はそこで生産技術に携わっています。
例えば新製品を作るときに、どんな設備が必要か、どんなラインを設けるべきか、どこまで設備を備えてどれだけの人が必要なのか、そういう部分を企画する業務に携わっています。
安川電機はロボットのほかに、インバータという制御装置も生産しています。
私はモーションコントロール事業部というところで働いており、着任して半年ほどになります。
成富
以前の業務内容と大きな違いはありますでしょうか。
近藤
以前は本社の生産技術部門に所属していました。
生産技術に関わっている点は、今と同じです。
しかし、以前はロボットやインバータ、サーボモーター、サーボアンプという様々な部門のことを考え、その将来の方向性を示さなければなりませんでした。
こちらへ来ると、生産する製品 が決まっています。
製品をより速く、安く、なおかつ良いものを生産することが目的です。
やったことがすぐに成果として現れます。
そういう意味では、やりがいがありますね。
成富
入社してからずっと生産技術をご担当されているのでしょうか
近藤
私は、中途入社し、今年で11年になります。
入社してからはずっと、生産技術の仕事をしています。
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