開発セッションコーディネータインタビューその5|「社内連携と企業連携」での3社の印象とは?
2015ものづくり総合大会の開発セッションコーディネータ 日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの野元伸一郎氏にお話を伺いました。日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略)
「社内連携と企業連携」での3社の印象とは?

安部
次に、「社内連携と企業連携」セッションについての感想をお聞きできますでしょうか。
野元
日立製作所さん、マツダさん、本田技研工業さんの、3社からお話がありました。
各社とも、世界的に活躍している企業ですね。
日立製作所さんの講演では、自社が強くなるためには、自社の中にある資産をどのように効果的に使うかということがポイントでしょう。
また社内のベストプラクティスを、いかに効果的に活用するかという意味で、社内の連携が非常に大きなキーになったのだろうと思います。
ここのところ、日本は社内連携よりも社外連携に意識を置いてきた企業も多くあります。しかし、改めて大企業ほど、社内連携に改善の余地が残っているという意味で、この事例は、非常に興味深かったと思います。
マツダさんの場合は、自動車業界での自社の立ち位置を理解し、その中でどのように自分たちの強みを活かしていくかという点に着目しながら、社内の連携を進めていく内容も非常に興味深い事例でした。
本田技研工業さんは、グローバル拠点間の連携や、本社との連携というところのお話をされていたと思います。
この3社のお話というのは、社内連携というところにフォーカスをして、講演をしていただきましたけれど、社内の連携に改めて着目すると、まだまだやれることはいっぱいあるという示唆をしていただいたと思います。
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