川崎重工業インタビューその5|大きなテーマを意識して講演を聴く方法とは?

2015ものづくり総合大会の参加者 川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー サプライチェーン本部 生産技術部 部長 田畑穣さんにお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁がインタビューします。(以下敬称略)

大きなテーマを意識して講演を聴く方法とは?

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成富
他にはお聞きしたい課題はありますか。

田畑
特に最近、気になるのが海外と日本の役割がシフトしているのではないかということです。製造だけでなく、エンジニアリング側もです。

例えばちょうど今、当社はインドネシアの工場が古い工場から新しい工場へ移転しているところです。
2000年過ぎに導入した機械加工ラインがあって、そろそろ更新の時期を迎えています。

更新のタイミングで日本に引き上げようと考えているのです。
インドネシアの新工場は工業団地に立地していますが、日本のメーカーのサポートが手薄いまま。現地法人のスタッフは数人しかおらず、なかなかタイムリーなサポートといった面倒を見てもらえないので、そういうものは日本に引き上げるべきではないかと考えたのです。

見た目上の製造コスト(比例費)だけでなく、設備稼働率・故障時の迅速な復旧、品質レベルなど、トータルメリットを踏まえた意志決定がより重要になってきています。

成富
最後にものづくり総合大会に参加される方にメッセージはありますでしょうか。

田畑
当社だけでなく、参加メンバーすべてを見て感じることなのですが、みなさん一生懸命メモを取っています。特にテクニックの話になるとその傾向が強くなります。

でも、もっと大きなテーマを常に意識して講演を聴いてほしいと思います。
だから質問もそういう点にフォーカスして尋ねてほしいですね。

「あの改善事例をもっと詳しく教えてほしい」、「細かい部分が知りたい」と尋ねるのもいいですが、「そもそもどういった課題に直面したからこういう改善をしたのか?」とか「成果が大元のテーマにちゃんとぶれずに貢献したのか」というところはメモばかり取っていては見えてきません。

常にその点を意識して聴くようにしてほしいと思います。

成富
ありがとうございます。

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