特別企画セッションコーディネータインタビューその1|会社として、工場として、目指す方向性を、明確化することでの効果とは?
2015ものづくり総合大会の生産セッションコーディネータ 日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの石山真実氏にお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁がインタビューします。(以下敬称略)
会社として、工場として、目指す方向性を、明確化することでの効果とは?
成富
2015ものづくり総合大会では石山さんに「グットファクトリー賞のセッション」と「海外のものづくりに学ぶ」というセッションのコーディネータを担当していただきました。
まずグットファクトリー賞のセッションについて、3社の発表を通じて全体的な感想をお願いできますでしょうか。
石山
あえていうならば共通的なところは、各社とも目指すところ、方向感や目標が、会社として、或いは、工場として、かなり明確になっているのが、共通している部分だと思いました。
取組む内容は、それぞれの企業の特性が、あると思いましたが、改革を実際に推進していくのは、従業員の方々なので、その方々の目指す方向性を、かなり明確にガイドしていくものを明文化してあることが、重要だと思いました。
どちらかというと中期計画より、もう少し上のビジョンとか、ミッションを、工場としてちゃんと持っていると感じました。
会社としてウェイとかは、よくあると思うのですが、それを工場としてどう受けとるかが、会社ごとに、はっきりしていると思いました。
各社の特徴ある活動が、たまたま思いついた活動としてA部門は、こっち、B部門は、こっちというふうになっていない。
そこが重要な点だと思いました。
各社とも目標や、ベースにあるので、会社や工場に非常に活力が、あると思います。
目標や着地点を想定しながら、改革や改善を実施するので、自分達の活動自体が上手い方向に行っているかどうか、授業員の方々でも評価しやすいのだと思います。
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