花王・JMA対談インタビューその3|「品質」セッション実現までの苦労とは?
2015ものづくり総合大会の企画委員会「品質」ワーキンググループ・リーダーである花王の大谷氏と企画事務局の日本能率協会 安部武一郎の対談インタビューです。(以下敬称略)
「品質」セッション実現までの苦労とは?
ーーー事務局の安部さんに聞きますが、事務局ではワーキンググループや企画委員会で議論されたことをどのように実現してきたのですか?
安部
大谷さんがおっしゃったように、様々な業界で、品質を武器にしてその強さをアピールしている企業の事例を幅広く集めたいという意見をワーキンググループで頂きましたので、その点を意識するようにしました。
できるだけ偏りがないように、でも、品質の高いイメージがある業界からご講演いただくように努力しました。
ーーー難しかったことはどんなことでしょうか?
安部
非常に難しかったのは、大谷さんがおっしゃった通り、「品質を武器にする」といのは、多くの場合、ディフェンスの意識をもっていらっしゃることがあるだけに、「品質はよくて当たり前」という意識が少なくないという点です。
それをものづくり総合大会のような場で披露すると言うことに抵抗を感じられる企業もあり、その点すごく苦労したこともありました。
品質は、アピールをできる一方で、もし何か問題があった場合にはリスク管理という観点からも壁があり、そこを乗り越えて打ち出せるという企業はそんなに多くはないと言う印象を受けました。
それがこのセッションを構成するにあたって難しかった点かなと思います。
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Dセッション「品質セッション」の講演は・・・
2015ものづくり総合大会
2月19日(木)10:00~16:30
資生堂
味の素
日本ヒューレット・パッカード
2月20日(金)10:00~16:30
MEマネジメントサービス
キユーピー
NEC