花王・JMA対談インタビューその2|ワーキンググループでの議論の内容とは?
2015ものづくり総合大会の企画委員会「品質」ワーキンググループ・リーダーである花王の大谷氏と企画事務局の日本能率協会 安部武一郎の対談インタビューです。(以下敬称略)
ワーキンググループでの議論の内容とは?
ーーーどういった方々に聴いていただきたいセッションですか?
大谷
品質セッションですので品質保証や品質管理に携わる方にも聞いていただきたいのですが、私自身はやっぱり「品質はものづくりの集大成」ということで品質保証、品質管理以外の人に聴いてもらいたい。
研究開発だったり、商品開発だったり、マーケティングだったたり、生産現場でまさモノを作っている方に自分たちがやっていることの品質、すなわちものづくりが社会に伝わっていくこと・・・
それが自分たちの武器だということを感じて新たな取り組みの一歩にしてほしいと思います。
強いて言えば品質管理や品質保証以外の人に聞いてもらいたいという思いがあります。
そのように、これまでとはちょっと違う切り口のご発表を聴いて、もっと品質を起点に企業のブランド化に寄与するといったことをねらいとして持っています。
ーーーそうした大谷さんから提案を頂いて新先生も共感をされたわけですね。それをうけて企画委員会やワーキンググループでどのような議論や企画がなされたのでしょうか。
大谷
品質を守りでなく、攻めに使っている企業のご講演を聴きたい、というところからスタートしました。
例えば、ホームページであったり、 商品に品質を武器にしたメッセージを打ち出している企業をピックアップしようという議論が始まりました。
そして、ものづくり総合大会には、いろいろな業種の方が参加されるので、講演企業も業界をわけて、食品や家電などのカテゴリーでまず品質を武器にしている会社を探そうということになりました。
また、議論を進める中で、「高品質」を追求して武器にする会社だけでなく、グローバルな観点から、海外にローカルフィットした品質で攻めている会社も、ある意味品質を武器にしている。そんなお会社の事例も入れたらいいのではないかという議論になりました。
当初は品質について大学の先生に話してもらって、それを受けて業種ごとに事例を紹介いただくことも考えましたが、結果としては、今回のように6社の豊富な事例をお話いただけることになりましたので、当初の企画意図以上の内容が聞ける場になっていると思います。
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Dセッション「品質セッション」の講演は・・・
2015ものづくり総合大会
品質分野Dセッション 「攻めの品質 高品質を武器に」
2月19日(木)10:00~16:30
資生堂
味の素
日本ヒューレット・パッカード
2月20日(金)10:00~16:30
MEマネジメントサービス
キユーピー
NEC