054>帆布の専門店
浦賀は、鋭く切り込んだ狭い湾の両側に家が広がる町だが、湾口近くの両側にヨットハーバーがある。ヨットと言えば、帆が不可欠だが、浦賀ドックの東浦賀の出入り口近くにおすすめめのお店がある。帆布の専門店「三浦屋」である。
浦賀ドック-燈明堂-川間ドックと見学した後は、西叶神社に戻ってお参りし、渡し船で東浦賀へ。渡船場から、歩いて愛宕山に登り、浦賀駅に戻る道の途中で、帆布製品を覗いてみるのも悪くない。気に入ったものが見つかるかもしれない。
帆布(カンバス)を利用したオリジナル製品を並べて、なかなかの人気だ。専門は船具や設備などを覆うカンバスのカバーづくりだが、カンバス素材を使って作る手作りバッグや小物が人気なのだ。店内にはたくさんのユニークなかわいいバッグが並べられている。シンプルな布地を活かしたカラフルな手作りバッグはどれも魅力的で、しかも価格はリーズナブル。ちょっと手に取ってみたくなる。自分使いにも、お土産にも最適だ。

梶文彦氏執筆による、コラム「ものづくり 日本の心」です。
梶氏は、長い期間にわたりものづくり企業の国内外でのコンサルティングに携わり、日本製造業を応援しています。
写真撮影:谷口弘幸