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ものづくり 日本の心

これからの日本のものづくりを見据えるために、過去の出来事やその成り立ちに関する情報を提供するコラム。
発想を変えたい時やちょっとした仕事の合間にご覧ください。

横須賀製鉄所――造船王国・日本の源流

2.ヴェルニー公園――軍港横須賀を見渡す歴史の公園
013>ヴェルニー公園――バラ公園に立つ旧海軍基地2つの衛門

公園を進むとすぐ右手に、道路側に沿って2つの古い門が立っているのが見える。8角形のレンガ模様の門で、かつて、ここが海軍基地だったころの、基地への入り口の衛兵ボックスだ。裏に回ると、2つの門の間から港が見える。
高さはおよそ4メートルくらいか、屋根は銅板ぶきのドーム型をしていて、本体は、鉄筋コンクリート造りに、外壁にタイルを貼ったもののようだ。明治末から大正初期に作られたもので、いかめしい当時の軍隊の面影をよく伝えている。 このあたりの地名は「逸見(へみ)」。右の門には「軍港逸見門」、右の門には「逸見上陸場」の文字が見える。歴史と当時の海軍の威厳を感じさせる衛門だ。
すぐ近くに横須賀製鉄所建設の功績者、小栗上野介とヴェルニーの胸像が並んで建てられている。小栗の像の足元には、大きな功績がありながら罪に問われた無念さを訴えているかのように、小栗が斬首された郷里の地の石が敷き詰められている。ときの為政者に主導される歴史の理不尽さを物語っているかのようだ。
この一帯は、フランス式の庭園を模して整備されており、花壇や噴水が設けられている。100品種、2000本を超えるバラが植えられていて、初夏には見ごろを迎える。
公園の海側は、板貼りのボードウォークとして整備されていて、心地よい潮風に吹かれながら、散歩を楽しむことができる。木陰で一休みするなら、カフェレストランもあり、ネイビーバーガーや海軍カレーも食べられるので、港を眺めながらの一休みも悪くない。

港を前にしたヴェルニー公園。2つの衛兵ボックスの間から海が見える。

梶文彦 写真

梶文彦氏執筆による、コラム「ものづくり 日本の心」です。

梶氏は、長い期間にわたりものづくり企業の国内外でのコンサルティングに携わり、日本製造業を応援しています。

写真撮影:谷口弘幸


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