ものづくり 日本の心

これからの日本のものづくりを見据えるために、過去の出来事やその成り立ちに関する情報を提供するコラム。
発想を変えたい時やちょっとした仕事の合間にご覧ください。

横須賀製鉄所――造船王国・日本の源流

1.150周年を迎えた現役ドックの宝庫
002>駅から1分――非日常の観光名所

横須賀の町を訪れる場合の下車駅は、JR横須賀駅、京浜急行「汐入」駅、「横須賀中央」駅の3つ。車なら、国道16号を下るか、横横道路の横須賀インターを降りるかになる。
電車なら、東京から横須賀線で約1時間15分、JR横須賀駅で降りて改札口を左に出る。50メートルも歩けばヴェルニー公園である。目の前は横須賀港だ。
向かいの右手は米海軍基地の埠頭だが、修理中の潜水艦などが係留されている。遠くには米海軍のイージス艦など軍艦も見える。左手は海上自衛隊横須賀地方総監部の埠頭だ。大型の軍艦を目の前にした眺めは壮大、横須賀港は、日本の海上自衛隊と米海軍の戦艦が間近に見られる非日常空間なのだ。
青い海と小高い緑の丘に囲まれた港、それがかつて軍港として栄えた横須賀港である。駅から1分で行かれる、こんな便利で見ごたえのある観光地を見逃すわけにはいかない。一度足を運んで自分の目で貴重な過去の遺産と横須賀港のいまを味わってほしいところである。
なかには、軍港が産業遺産?あるいは、ものづくり強国の遺産?と疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれない。横須賀と聞いてなにを思うかと問えば、軍港、米軍基地、原子力空母、どぶ板通り、最近では海軍カレー・・・などの答えが返ってくるかもしれない。こうした横須賀の持つ、いわば戦争につながる負のイメージは、多くの日本人に共通していると思う。
しかし、実は、横須賀港イコール軍港というだけではなく、日本が造船大国、ものづくり強国へと変貌していく過程で、その出発点になる貴重な産業遺産をもった町でもあるのだ。横須賀軍港の歴史をたどってみると、知られざる横須賀の姿が浮き上がって来る。

横須賀港全景。左にヴェルニー公園が広がり、右は米軍基地。左先の自衛隊基地にオレンジ色の南極観測船「しらせ」が寄港中だ。右奥の小高い丘の間に水路が見えるが、その奥が長浦港。

梶文彦 写真

梶文彦氏執筆による、コラム「ものづくり 日本の心」です。

梶氏は、長い期間にわたりものづくり企業の国内外でのコンサルティングに携わり、日本製造業を応援しています。

写真撮影:谷口弘幸


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