ものづくり 日本の心

これからの日本のものづくりを見据えるために、過去の出来事やその成り立ちに関する情報を提供するコラム。
発想を変えたい時やちょっとした仕事の合間にご覧ください。

梶文彦の「ものづくり 日本の心」(12)|第一章「勤勉」は近代産業とともにやってきた 〜職業が喜びを構成する国民〜

産業の世界の現状に詳しい現代の人たちが、冒頭でご紹介したような言葉を聞けば、多くの人は、これは日本のことだと思うはずです。

受講者のみなさんが、「日本」と誤った最大の要素は、
・「この国ではヨーロッパの発明は巧みに実用化される」
・「そこでは人々は勤勉であるが、発明者たちはほとんどいない」
・「職業が喜びを構成し勤労が楽しみをもたらしている」
・「常に改良を施す。いつも何か新しい工夫を凝らしている」
などでしょう。

職業が喜びを構成し、勤勉であり、常に工夫をこらし改良を続けているということばが、頭の中で、日本人の姿とシンクロしてくるのだろうと思います。それほど、現代の私たちのイメージにそのままあてはまります。しかし、その当時、1850年頃の日本人の働き方が、ここに書かれたようだったかと言えば、そうではありませんでした。

たしかにいまでは、日本のものづくりを語るときに、作業を効率化し、品質を安定させるために日常的に行われる小さな工夫や改善とともに、勤勉さ、働くことへの姿勢も欠かせない要素になっています。

1900年代、日本のサラリーマンの労働時間は、先進国の中でも際立って長いとされていました。最近では、祭日の増加、週休二日制、産休・育児休暇等の導入などで、だいぶ改善されてきていますが、それでも、日本人に対する第一印象として、「勤勉」をあげる人はまだ多いでしょう。

日本人にさえ、「日本人とは?」と問えば、時代は変わったといいながら、ランクの上位に、勤勉ということばがあげられるはずです。

あたかもDNAにしっかりと組みこまれているこうした日本人の「勤勉さ」ですが、この「勤勉さ」は、どこからきたものなのでしょうか。

ここで、もう一つ質問です。

梶文彦 写真

梶文彦氏執筆による、コラム「ものづくり 日本の心」です。

梶氏は、長い期間にわたりものづくり企業の国内外でのコンサルティングに携わり、日本製造業を応援しています。

写真撮影:谷口弘幸


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