JMAものづくり貢献賞・受賞記念講話:コニカミノルタ
日 時2020年2月18日(火) 10:40~11:00
JMAものづくり貢献賞・受賞記念講話
コニカミノルタ
取締役会議長
松﨑 正年 氏
持続的成長のためのものづくり改革の試み
当社経営の目的を「持続的に成長できる会社のすること」と置いた。継続的なイノベーション、継続的な経営の進化を、持続的に成長できる会社になるための必要条件(原動力)と置き、継続的にイノベーションを生み出せる環境や仕組みづくりを経営の優先課題とした。具体的な取り組み事例をご紹介する。一方、継続的な経営の進化の一環として、グローバル全体最適化を進め、生産拠点の在り方、機能も、見直しを行なった。
【聞きどころ】
今回顕彰させていただくのは、コニカミノルタ 取締役会議長 松﨑正年氏です。
ものづくり業界が大きな変革期を迎えている中で、持続的成長に向けて実現された、先駆けた世界5拠点にもわたるビジネスイノベーションセンターの設置や、ジャンルトップ戦略の施策等の経営戦略、強靭なリーダーシップは、業界を超え、全ものづくり企業に対し、大きなヒントを与えうるものであると考えています。これまで松﨑様がどのようなビジョンや、判断軸にて自らご決断をされてこられたのか、リーダーシップ論も併せてお話しいただきます。
【略 歴】
1976年小西六写真工業株式会社(のちのコニカ株式会社)に入社。コーポレート研究開発部門、技術企画部門を経て、主に情報機器(プリンター、デジタル複合機)の製品開発、商品企画に携わる。
コニカとミノルタの経営統合以降は、情報機器事業の制御開発本部長を経て、2005年執行役、2006年取締役兼務常務執行役として技術戦略担当を歴任後、2009年に代表執行役社長に就任。2014年より取締役会議長に就任し、現在に至る。
社外では、東証一部上場企業の社外取締役、大手監査法人の監督委員、一般社団法人 日本取締役協会理事・副会長などを務める。
著書に「傍流⾰命:小が大と戦うビジネスアスリート経営」(2015年 東洋経済新報社)。
企業経営、技術経営、リーダーシップ、コーポレートガバナンスに関する外部講演多数。
JMAものづくり貢献賞とは
長年にわたり、ものづくりの改革・改善分野において、自社はもとより産業界の発展に大きく貢献され、かつ日本能率協会の同分野における活動への貢献が顕著に認められる企業人(個人)を選定し、「ものづくり総合大会」において表彰することにより、その労に報いるとともに、その功績を産業界に広く紹介するものです。