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【講演者インタビュー】2月22日 TOTO 三浦氏~その1~

2018ものづくり総合大会にてご講演いただく、TOTO 機器水栓事業部 水洗開発第二部 部長 三浦 彰司氏に、日本能率協会の小高がお話をお伺いしました。
(以下敬称略)

今までのノウハウを活かし、新たに開発しています。

小高
今、フロアを少し見たのですが、非常に間仕切りがほとんどありませんね。

三浦
ここには、開発、技術、製造など520人がいますが、間仕切りはありません。
今年度からこの建屋になったのですが、その時からそうです。

小高
となると、部門間のコミュニケーションは良くなったのですか?

三浦
そうですね、ちょっとした打ち合わせなど、すぐできるようになりました。風通しは良くなったと思います。

小高
ところで、三浦さんのご経歴を教えてください。

三浦
入社から9年ほど、ユニットバスの開発に携わりました。
その後、電気温水器の開発を1年ほど、現在は水栓金具の開発を行っています。
今年度からはキッチンや洗面所の水栓金具ですが、それまではお風呂に用いられる水栓金具でした。
これが今回の発表の対象です。

小高
今回ご発表いただく「エアインシャワー」とは、どのようなものなのですか?

三浦
シャワーに空気を混入することで、少ない水で勢いを保つことが可能になります。
約30%の節水効果が見込まれます。

小高
開発の際のモニターやテストなどは、実際にシャワーを浴びるのですか?

三浦
もちろん浴びます。私も浴びますよ。
専用の施設があり、開発に携わった人間、社内の人間はもとより、外部の方、時には海外の方にも浴びていただきます。
また、実際に海外に出向いてもテストします。

小高
外部の方はイメージできますが、海外の方も呼ぶのですか?

三浦
わざわざ呼ぶ場合もあります。
シャワーに対する考え方が異なると、当然、求めるものも異なってきます。
いろいろな人に試していただきます。

小高
そこから感想を聞いて?

三浦
そうですね、インターフォン越しに流量を調節した感想や浴びた感覚などをインタビューしていきます。

小高
どのあたりが苦労されるのですか?

三浦
オーバヘッドの場合、物理的な現象から、シャワーヘッドの全体から万遍なく水が吐出されるものではありません。真ん中に集まります。
中央と周辺部の吐水の違いを無くし、均一化することが難しいです。

また、ハンドシャワーの場合、壁につけたときに放物線を描くようにするのですが、やはり物理的な現象から、真ん中が強くなってしまいがちになるので、そこを調節していきます。
一方で、周辺ばかりに水を集めると、真ん中の水が少なくなり、我々が言うところの「中抜け感」が生じてしまいます。

小高
御社には、長年のノウハウがあると思うのですが、それでも難しいですか?

三浦
難しいです。過去のものは、エアーを入れないものが多かったので、新たに開発する必要があります。
今までのノウハウを活かし、新たに開発しています。文字通り、新開発 です。

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~次回に続く~


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