安川電機インタビューその3|印象に残るセッションとは?
2015ものづくり総合大会の参加者 安川電機 モーションコントロール事業部 モーションコントロール工場 生産技術部 生産技術企画課 課長 近藤純氏にお話を伺いました。日本能率協会の成冨一仁がインタビューします。(以下敬称略)
印象に残るセッションとは?
成富
いままでのものづくり総合大会で印象に残った講演はありますでしょうか。
近藤
2014年にコマツ野路会長が基調講演で講演されていたことがすごく印象に残りました。
例えば生産技術に金をかけるか、かけないかは、社長の考え1つだ、と講演されていた所です。
講演の中で非常用設備の話が出ていました。
非常用設備を非常用で置いておいて、本当に非常時になったら使えるのかというものです。
一度試してみたら使えないことの方が多かったそうです。
だから、コマツさんでは非常用設備も常用で使用しているといっていました。
もちろんいつも使っているわけですから、何かあったときにもちゃんと使えます。
講演内容の一つ一つが生産技術の担当者に刺激になる話が多かったですね。
成富
コマツさんは粟津工場での取組みが注目を浴びていますね。
野路会長自身も生産技術に対する思いが強い方だと印象に残っています。
近藤
ものづくりについて語ってくれる役員さんは多くはいません。
その点、コマツさんはものづくりの領域からきちんとやっていると感じ、参考になることがたくさんありました。
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