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開発セッションコーディネーター3|オープンイノベーションで連携する、とは?

2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)の開催後におこなったインタビューです。

オープンイノベーションで連携する、とは?

IMG_3614野元
一方、R&Dも含め、いわゆるオープンイノベーションで連携する場合の関係性は、主と主という感じになります。対等な議論ができないといけません。

そうすると、今までと違ったマネジメントスタイルが求められるし、「主張するものは主張する」、「受け入れるものは、受け入れる」というマネジメントができる人材が、求められると思います。

今までの主と従のマネジメントではないマネジメントが求められます。

安部
ヒエラルキースタイルのとは違う関係性のマネジメントが求められるということですね。

野元
例えば、電子部品メーカーは、セットメーカーに対して提案をしますね。それも技術的イニシアチブを持って提案していかないといけない。

ある意味、従の側から主の側に提案をしていくスタイルです。

そうすると、今までのプロジェクトマネジメントと違う概念が求められるし、逆に顧客が何を考えているかを考えられる人材が求められるのではないでしょうか。

メーカーの顧客情報収集とは?

安部
それはB to Bであっても、B to Cであっても、お客さんのニーズに耳を傾けるという意味では、同じ姿勢ですよね。

野元
同じだと思いますね。
その意味では、今回のローソンさんの事例は、非常に参考になると思います。

先日、某メーカーの商品企画部署で研修をやった際に、例えば顧客の情報把握は、昔は愛用者カード、いまならWEB登録で行われます。

ここで「ソフトウェアのアップデートをするために登録してください」とやっても、なかなか登録されない。

そうすると売ったきりで、結局お客さんの情報がとれていないわけです。せっかく買ってもらったのに、半年後や1年後にその製品を使って満足しているかとか、不満足だとかという情報がとれないのです。

一方でローソンさんは、ポンタカードを使って個人情報を特定したうえで、例えば新商品を買ってくれたお客さんが、それをもう一回買ってくれるか?という情報を把握されているお話をしていただきました。

お客さんとWin-Winになるために、お客さんへのメリットを供給しながら、お客さんの情報を把握する仕掛けをつくる。そんな情報は、自社ではとれないと思ってあきらめるか、とるための工夫をどれだけするのか、ということになりますよね。

安部
お客さんと直接つながっているところが、大きな要因かもしれないですね。

野元
それはあると思います。

ローソンさんのポンタカードで定量的なデータをとることに加えて、WEB上でファンから定性的なデータをとる事例がありましたが、例えばメーカーの設計者がお店のフロントに立つことは、あまりないですよね。

安部
例えば、アップル社がアップルストアを主要都市にしっかり作られていますよね。あれはお客さんとのつながりやニーズ把握の意図があるのでしょうか?

野元
はい、そのような専門店をフラッグシップで持つことは、おそらくお客さんのニーズをつかむ重要なポイントだろうという気がします。

海外に専門店を持ち、お客さんのニーズをつかむためには、海外の営業マンに必要なスキルを持たせるための教育やツールを準備しなければいけませんよね。

海外にいる日本人営業マンも含め、そういうマーケティング教育が必須だという話も出ていましたね。

お客さんのニーズについては、本当は潜在ニーズが欲しいのだけれど、顕在ニーズもとれてない状況にあるのかもしれません。

最低限、顕在ニーズはとりたいし、潜在ニーズをとるための仕掛けをどれだけ考えるかという話になると思います。

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