生産セッションコーディネーターインタビューその10|「国内の人材育成」で出ていた質問は?
2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)の開催後に行ったインタビューです。
「国内の人材育成」で出ていた質問は?
安部
その点では(2014ものづくり総合大会の)E1~E3セッション「「人材育成」“国内”」での、国内人材の育成は、専門的な人材を育成していくことになるのでしょうか?
高付加価値に向かうと考えていたら、意外とゼネラリストの育成について「どのように育成していますか?」「ローテーションはどうしていますか?」という質問が結構多かった気がします。
小澤
ご講演からは、例えば世間一般的にみて特に新しい取組みでないであろうQCサークルについて、ただ活動するのではなく、変化を遂げている具体的なお話しを聴けましたね。
「人がなぜ行動するのか?」「人はどうやって変わるのか?」ということを科学したうえで職場を測定し、班長さんは「このように行動してください。」とはたらきかける。
その徹底度合いは、単に「QCサークル活動」と聞いても、ピンとこないかもしれません。
どのくらい徹底しているかを知る機会がないと。
日本の生産拠点は厳しい環境下にあるけれども、人材がいるから残っているということだと思います。
ローテーションについて質問された方のお会社では、おそらくそれが難しくなっていて、現場の第一線層の人材が減り、人材が足りず、選択できず、集中できず、ローテーションを中途半端にやっていると、いつまでたっても人が育たないということ、悩まれているのではないかと感じました。
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