生産セッションコーディネーターその3|欧米系企業の拠点マネジメントとは?

まず、日本は基本的に無宗教で、価値観をあわせるという観念が強くない。欧米では宗教を基に価値観をあわせるということはある意味あたりまえで、それ自体が「ウェイ」とも言える。

2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)の開催後に行ったインタビューです。

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欧米系企業の拠点マネジメントとは?

石田
先ほどの石山さんの話はとても大事で、ここでは欧米系の会社として一般化して言わせてもらえば、これらの会社はそれを仕組みでやっているのです。

欧米系ってハイパフォーマーの人材が、どこの会社にも必ずと言っていいほどいるわけです。

その仕組みで、考え方も一緒に評価しています。

それが拠点長や、現場監督者の評価になる。

働く人の価値観をそろえること自体も評価されるのです。

翻って、日本企業ではこれがなかなか仕組み化されない要因は、私見ですが2つあると思っています。

まず、日本は基本的に無宗教で、価値観をあわせるという観念が強くない。
欧米では宗教を基に価値観をあわせるということはある意味あたりまえで、それ自体が「ウェイ」とも言える。

それから、歴史的に欧米各国は植民地に対してまず布教から入り、教えや教典を広めるという経験を持っている。それで価値観を統一し、その上で実績を評価するというやり方が、文化的な違いを生んでいると思うのです。

小澤
石山さんの話は、ものづくり現場のお話ですよね。

私が担当した人材育成のEセッションのグローバル人材育成の観点だと、欧米企業もウェイを持ち、求心力をもって全社員がそこに向かっている。

ただ、トップに近い層はそうなのだけど、現場に近い層は必ずしもそうではない。

石田
ワーカーとマネジメントが切り離され、現場に行かないマネジャーはあたりまえ、といった雰囲気の違いは大きいと思います。

おそらくウェイに関する教育は対マネジメントに行われ、ワーカーにはないのでは。その違いがあると思いますね。

小澤
日本企業は、現場を含め一体感を醸成するのが上手いのかもしれませんね。

これは、ひとつのキーでしょう。

石田
欧米企業のワーカーは、世界共通の標準オペレーションで動いている、と。

石山
一方、GOOD FACTORYの工場では、現場が小集団活動や提案活動をやっている。トップは自転車に乗って工場の状況を見て回っている。
そして現場の相談にのっている。やはり仕掛けが違うかもしれませんね。

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