【講演者インタビュー】2月22日 ヤマトホールディングス 森様

2018ものづくり総合大会にてご講演いただく、ヤマトホールディングス ネットワーク担当 シニアマネージャー 森信介さんに、日本能率協会の小高がお話をお伺いしました。
(以下敬称略)

物流を「コスト」ではなく、「バリュー(付加価値)」を生み出す手段に進化させる

小高
今回のご講演の中心となりうる「バリュー・ネットワーキング」とは、どのようなものでしょうか?


我々は、製造業ではありません。
ただ、モノを作る、という過程においては、必ず「物流」が発生します。
単に「運ぶ」ことであれば、各社の自社物流に任せればよいわけですが、
そこで弊社の持つ価値をお話しできればと思います。
羽田のクロノゲートなどを例に挙げ、複数のサービスを提供することで、
製造業の皆様の一助となればと思います。

小高
具体的には?


「バリュー・ネットワーキング」構想とは、付加価値の提供です。
物流を「コスト」ではなく、「バリュー(付加価値)」を生み出す手段に進化させることで、
製造業の皆様に貢献できると思います。
また、弊社の「全員経営」という観点から、新しいものを取り入れる一方で、
「守るべきもの」「変えてはいけないもの」もあり、これらをきちっと残すことも、
弊社としては目指しています。

小高
SCMという言葉は良く聞くのですが、御社の掲げている「DCM(Demand Chain Management)」はあまり目にしませんが。


ある意味、弊社としては当たり前のことになっています。
顧客が何を望むか、顧客の側に立った物流を構築する必要があります。

小高
具体的にはどのようなことを行っているのでしょうか?


今までは、「保管」「ピッキング」「梱包」などが中心でした。
ところが、お客さまのニーズをもとに、「修理」「印刷」「洗浄」も一括して受け付けます。
また、リコール発生の際に、その受付から製品の回収、必要に応じて修理、また配送、
という業務も担うことが可能です。
となると、拠点確保の観点から、アフターサービス網を構築することが難しい、
外資系の企業にも、日本市場への参入障壁が下がる可能性があります。

小高
一方で、あまりに多くの業務を担うことは、御社にとってリスクになりませんか?


もちろん、リスクはあると思います。
ただ、常にお客様の要望を聞いて、需要も予測しながら行っていきます。
その意味では、賭けではないので、リスクの低減は図れていると思います。

小高
「ものづくり総合大会」には、製造業の皆様が多くお見えになりますが。


すべての製品は、使用される現場があります。
工場から送り出された先には、お客様があります。
そこでお客様に満足をいただけることが、製品の着地点、とすると、
その一端を担っていると思いますし、また、製造業の方のご支援をしたいと思います。

小高
なるほど


弊社の経営の根幹には、「サービスが先、利益は後」という考えがあります。
製造業の皆様と一緒に、また、製造業の皆様に寄与できるサービスを提供できる
そんなお話ができればと思います。
あまりに固くなってもいけないので、「生活インフラ企業」として、
ご参加者がいち個人としてご利用いただいているシーンも触れることで、距離を近くお話ができればと思います。

小高
ありがとうございます。
ご講演を楽しみにしています。


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