【講演者インタビュー】2月22日 ジュピターテレコム 宮島氏~その2
2018ものづくり総合大会にてご講演いただく、ジュピターテレコム 情報システム・資材分門 執行役員 副部門長 兼 資材本部長 宮島 隆氏に、日本能率協会の小高がお話をお伺いしました。
(以下敬称略)
他社事例を積極的に収集しています。
小高
資格導入の成果はいかがでしたか?
宮島
メンバーは積極的に取得しています。
このことで何が良くなったかというと、従来の暗黙知を体系化できるようになったり、また、内部、外部共に「共通言語」が持てたことです。
小高
「共通言語」とは
宮島
たとえば、調達業務に関する単語を、従来は「自己流」に使っている可能性もありました。
その単語を定義できました。
結果として、相手に正確に、かつ、端的に伝えることができます。
小高
ちなみに、宮島さんは両方とも受験しましたか?
宮島
最初に受験しました。
それを提示して周囲に皆に働きかけると、取得せざるを得ません。
調達の「CPP-A級」は8割のメンバーが、「ロジ管2級」も7割から8割くらいのメンバーが持っています。
2017年度には、メンバーのうち両方を保有する割合を6割にすることを目指しました。
小高
人材育成には、他社事例は参考にされましたか?
宮島
当然しました。
従来から自分が認識している人材育成の手法もありますが、外部の事例発表からも取り入れられる部分は必ずあると思い、
取り入れてきました。
因みに、日本能率協会コンサルティングにコンサルをお願いしたのも、最初は私がセミナーを聞いたのが発端です。
事例発表を聞いて、思いつくことは多いとお思います。
後は、やるかやらないか、やるならば、どのくらいのスピードで実施するか、でしょう。
小高
人材育成における「宮島さんならでは」はありますか・
宮島
人を動かす際のアプローチとして「まず自分でやること」を心がけています。
リーダーのタイプには、人を鼓舞するのが上手なタイプもあります。
私の場合は、まず自分がやってみて、次々に展開させます。
小高
先ほどの資格やコンサルティングもそうでしたね。
宮島
そうです。
他社事例を聞き、まずは「真似ぶ」ことから始めています。
「真似ぶ」の段階でも、まだまだ成長できると思っています。
小高
ご講演を楽しみにしています。
本日は、ありがとうございました。