【講演者インタビュー】2月22日 デンソー 加藤様

2018ものづくり総合大会にてご講演いただく、デンソー 生産革新センター ダントツ工場推進部長 加藤 充 さんに、日本能率協会の小高がお話をお伺いしました。
(以下敬称略)

常に問い続け、やり続ける工場を「ダントツ工場」と定義しています。

小高
今回、ご講演いただくテーマが「ダントツ工場」ですが「生産性を30%向上させる」ことと伺っております。

加藤
数値的な目標としては、それでよいと思います。

小高
これはいつからいつまでの期間で達成するものでしょうか?

加藤
2012年度に始まり、2020年度までの達成目標です。

小高
現状はどのあたりまで来ていますか?

加藤
表現が難しいのですが、国内の工場については半分ほどのラインまで来ていると思います。
海外は、各工場の成熟度により大きく異なります。
生産性は、良品率と生産人員、1個あたりの生産時間の掛け算で定義しています。
日本の各工場においては、生産性の各要素を万遍なく向上させています。
一方、成熟度が比較的低い海外の工場では、いずれかの要素の改善余地が大きく、大きな成果を上げています。

小高
先ほどは定量的な観点から「ダントツ工場」をお伺いいたしました。
加藤様からも「数値的なもの」という表現がありましたが、それ以外では、どのようなものが「ダントツ工場」になるのでしょうか。

加藤
「ダントツ工場」はいくつかの柱から成っています。
モノの動線を最短化する「工場の景色を変える」、自動化度を高める「インテリジェントオートメーション」、生産リードタイム全体を減らす「1/n」、現場改善の「Excellent Factory(EF活動)」です。
2015年からは、これに「Factory IoT」を加えました。

小高
なるほど。

加藤
先ほど申し上げましたように、日本の工場は日々改善が図られています。
この生産性をさらに向上させるには、従来の改善の延長では出来ないと思います。
「改善」ではなく、「革新」が必要だと考えています。

小高
「改善」で生産性を緩やかに向上させ、さらに、「革新」で、その線を不連続に上げていく、これを繰り返していくことでしょうか。

加藤
そうです。
先ほどの「工場の景色を変える」や「インテリジェントオートメーション」、「1/n」は、エンジニアリング系の話です。
この「革新」部分と、現場の「改善」を混在させ、絶え間なく続けていくこと、一定の期間で終わらせず、常に問い続け、やり続ける工場を「ダントツ工場」と定義しています。
ただ、達成度合いを計り、モチベーションを上げるためにも、やはり数値的なものは必要だと思います。
それが「生産性30%向上」です。

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~次回に続く~


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