【講演者インタビュー】2月22日 アネスト岩田 穂積 様~その2

2018ものづくり総合大会にてご講演いただく、アネスト岩田 エアエナジー事業部 福島工場 生産技術グループ 工場生技チーム チームリーダー 穂積 寛之さまに、日本能率協会の小高がお話をお伺いしました。
(以下敬称略)

常に「change」し続ける必要があると思います。

小高
そのような過程を経て導入した新生産方式ですが、
効果が出たのはいつごろでしょうか?


穂積
実際に導入してからは、比較的早く効果が出ました。
不適合品がゼロになる、充足率があがるなどの定量的な成果が出てくると、
現場もモチベーションが上がります。
これが活動を加速させていったと思います。

小高
それにしても、そのような急激な変化に対応できる、
というのは、もともとの「技術」が高かったのではないでしょうか?
皆さんは、どのように「鍛えられた」のでしょうか。


穂積
一言で言うと「もまれて」鍛えられたと思います。
お客様の要望に応えるため、当日受注・当日出荷を継続してきたことが
現場力を高めていたことは間違いありません。
一方で、その素晴らしい「ノウハウ」を、今後、如何にして体系立てて残していくか、
これが次のステージになると思います。

小高
具体的な施策は行っているのでしょうか?


穂積
「研修道場」として、身に付けるべきスキルを明確化しています。
それぞれの作業における「なぜ」を明らかにし、考える現場を目指しています。

小高
そこまで「福島工場」にこだわった理由は何でしょうか?


穂積
2011年の東日本大震災の際、福島工場も大きな被害を出しましたが、
わずか一週間で復旧にこぎつけました。
この現場力のすごさを目の当たりにし、何とかこの工場を残したい、
という思いがあります。
また、弊社は「認める」風土があり、公平な評価や提案を承認してくれます。
F1成功の背景にも、弊社社長を初め、社外取締役の方々の後押しが非常に大きいものがありました。
つまり、弊社はトップダウンとボトムアップのバランスが非常に良い会社であるという事です。
端的に申し上げると、私はそんな会社が「好き」なんだと思います。

小高
今、構想のどのあたりですか?


穂積
フェーズでいうと、5段階のうち3と4の間です。
これからは、サプライチェーン全体、さらには設計から納品まで、
すべての段階で「清流化」が図れるようにすること、
更には、他職場、海外への波及を目指しています。
おかげさまで、2017年には「ナンバーワン」を実現しました。

小高
かつての「ワーストワン」から「ナンバーワン」への成長ですね。


穂積
そうです。
ですが、これで終わりではありません。
社会環境は常に変化しているので、我々も常に「change」し続ける必要があると思います。

小高
なるほど。
最後に、穂積さんにとっての「ものづくり」とは何でしょう?


穂積
「世の中に付加価値を生む」こと。
この「付加価値」とは、単に製品の価値だけではなく、そこで働く人にとっての幸せや、
会社が存在し続けることの意義、将来に向けての希望なども含まれます。

小高
ご講演が楽しみです。
本日はありがとうございました。


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