調達セッションコーディネータインタビューその2|グローバル連携の進め方とは?

2016ものづくり総合大会の調達セッションコーディネータ 日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの加賀美行彦さんにお話を伺いました。(以下敬称略)

グローバル連携の進め方とは?

加賀美行彦さん

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IHI、日本電気、味の素で共通した点はありますでしょうか。

私が印象に残ったのは、味の素の情報の一元化とIHIの横串機能です。

横串は事業間の連携なのか、サプライチェーンまで踏み込んでいるのかで、味の素もIHIも少し違ったような印象を受けました。

加賀美
今日のタイトルは「グローバルに対応する調達とは」となっていますが、このタイトルだけを見ると、海外調達、現地調達の事例を挙げていくイメージが強いように思います。

3社の発表は、既に世界中に進出している各拠点をどのようにして連携させていくかという「グローバル連携」という言葉の方がぴったりくる内容でした。
そこが3社の共通点ではないかと感じました。

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C1からC3までを通したキーワードもグローバル連携になるのですね。

加賀美
連携をどう進めていくのかについて、NECは事務局としての旗振り役こそ日本側が担っているものの、グローバル拠点とはフラットな関係と強調していました。
日本が主導するのではなく、それぞれ同格の海外拠点がいかに連携して、上手く良い結果を出していくかという取り組みの話でしたね。

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日本で一括して情報を集約し、そこで全体最適を意識するという話もあったと思います。
ただ、個別の部分では各生産、活動拠点で個別最適を考えていると感じたところもありました。
日本の役割と活動拠点として期待されることにどういう違いがあるのでしょうか。

加賀美
今日の発表は、個々の調達に応じて集中購買するとか、分散するとかいう具体論の話ではなく、活動の取り組み方の方が主になっていました。
だから、どの拠点も皆同じなのだというプロセスの標準化をする考え方が多く出ました。
個々の戦略の打ち方はものによって異なりますから、各責任拠点が実施すれば良いことです。

例えば、IHIの内容は個々のカテゴリーの話ではなく、こういう分析をして結論を出す、作戦を立てるのだという手順論を共通化させるものだったと受け止めました。

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最後に本日は特徴のある講演が3つありましたが、1番印象に残ったのはどんなところでしょうか。

加賀美
全体を通して感じたことは、日本やどこかの拠点が中心に位置し、放射線状に対応していくのではなく、全世界にある拠点をどう連結させていくかということです。

放射線状ではなく、ネットワークですね。
そういうネットワークの取り組みが多く、それをどう進めるかに各社が知恵を絞っていました。
ですから、一定の水準まで成長したそれぞれの海外拠点をどう連携させるかが、やはり強く印象に残りました。

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ありがとうございます。

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